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特集 | 住宅ローン

2023/2/3

住宅ローンの事前審査とは?複数金融機関で受けるデメリットやメリットを解説

監修者:新井 智美

住宅ローンの借入れを検討していて、さまざまな金融機関の公式サイトを閲覧しているうちに、本審査の前段階で「事前審査(仮審査)」が実施されると知って、「どうして2回も審査を行うのか」「同時に複数の金融機関で事前審査(仮審査)を受けても問題ないのだろうか」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

本記事では、住宅ローンの事前審査(仮審査)を受けることを検討している方に向けて、「住宅ローンの事前審査(仮審査)とは何か」や「同時に複数の金融機関で事前審査(仮審査)を受けるデメリットやメリット」を解説します。

事前審査(仮審査)の流れも紹介するので、参考にしてください。

住宅ローンの「事前審査(仮審査)」とは?

住宅ローンの借入れを行う際は、一般的に「事前審査(仮審査)」と「本審査」の両方に通過しなければなりません。以下に事前審査(仮審査)の概要や、実施する目的を詳しく説明します。

事前審査(仮審査)の概要

事前審査(仮審査)とは、本審査の前段階で実施される簡易的な審査です。「仮審査」と呼ばれる場合もあります。一般的に、結果がわかるまで、即日~1週間程度の時間がかかります。

事前審査(仮審査)では一般的に、申込者の年収や返済負担率、年齢、職業などがチェックされます。

なお、「事前審査(仮審査)に通過した場合、必ず本審査を受けなければいけない」わけではありません。また、事前審査(仮審査)に通ったとしても、さまざまな要素が精査される本審査には通過できない場合がある点にご注意ください。

事前審査(仮審査)を実施する目的

金融機関が、本審査の前段階で事前審査(仮審査)を実施するのは、効率的に住宅ローンの契約を進めるためです。

住宅ローンの借入金額は数千万円以上の高額になることも多く、返済期間も長期にわたるため、慎重に審査を行ったうえで融資を実行しなければなりません。

しかし、金融機関側としては「購入する物件が決まっていない状態では、正式な審査(本審査)を実施できない」問題が、申込者側としては「どのくらいの金額の借入れが可能かを把握できていない状態では、購入する物件を決めることすらできない」問題があります。

本審査に進む前に「借入可能かどうかの見込み」や「借入可能額の目安」を示す目的で、簡易的な審査(事前審査(仮審査))が実施されると理解しておきましょう。

住宅ローンの事前審査(仮審査)は、同時に複数の金融機関で受けられる?

「住宅ローンの事前審査(仮審査)は、1つの金融機関でしか受けてはならない」ルールは存在しません。複数の金融機関で住宅ローンの事前審査(仮審査)を受けることも可能です。

住宅ローンの審査基準は、金融機関によって異なります。1つの金融機関でのみ事前審査(仮審査)を受ければ、必ず通過できるわけではありません。

「ある金融機関の事前審査(仮審査)の結果が出るのを待って、不承認だった場合、別の金融機関で事前審査(仮審査)を受ける」手順を踏むと、時間がかかってしまうため、通過できない可能性も考慮し、同時に複数の金融機関で事前審査(仮審査)を受けるとよいでしょう。

そして、承認を得られたもののなかから、ご自身の希望に適した住宅ローンを選択して本審査に進みましょう。

住宅ローンの事前審査(仮審査)を同時に複数の金融機関で受けるデメリット

事前審査(仮審査)を複数の金融機関で受けることによって被る主なデメリットは、「必要事項の入力などに手間がかかる」点です。

必要事項の入力などに手間がかかる

後述するように、事前審査(仮審査)の申込みを行う際は、さまざまな情報の入力や選択が求められます。金融機関によって手順や入力事項が異なるので、各金融機関の公式サイト上で注意事項を熟読しなければなりません。

複数の金融機関に事前審査(仮審査)を申込むと、1社だけの場合に比べて手間がかかることを認識しておきましょう。

住宅ローンの事前審査(仮審査)を同時に複数の金融機関で受けるメリット

事前審査(仮審査)を複数の金融機関で受ける主なメリットは、「住宅ローンの借入れを行える可能性が高まる」および「スムーズに住宅ローンの契約手続きを進められる」の2つです。

住宅ローンの借入れを行える可能性が高まる

住宅ローンの審査基準は、金融機関によって異なります。基本的に審査基準は非公開とされているので、実際に審査を受けない限り、通過するかどうかは判断できません。

「ある金融機関で審査に通過しなくても、別の金融機関では審査に通過する」可能性は充分にあるので、複数の金融機関で住宅ローンの事前審査(仮審査)を受けるほうがよいでしょう。

スムーズに住宅ローンの契約手続きを進められる

複数の金融機関に対して、同時に事前審査(仮審査)の申込みをしなくても、「ある金融機関に事前審査(仮審査)の申込みを行って、否決された場合、別の金融機関に事前審査(仮審査)を申込む」手順を踏むことも可能ですが、先述した通り、事前審査(仮審査)の申込みを行ってから結果が出るまでには、即日~1週間程度かかるため、同時に複数の金融機関で事前審査(仮審査)を受けるほうが、契約手続きに至るまでの時間を短縮できると覚えておきましょう。

住宅ローンの事前審査(仮審査)の流れ

今回はauじぶん銀行の住宅ローンの事前審査(仮審査)(仮審査)を参考に、手続きの流れを紹介します。

なお、金融機関によって審査の流れは異なります。他社で事前審査(仮審査)を受ける場合、各金融機関のウェブサイトで詳細をご確認ください。

①「住宅ローンマイページ」の登録

まず、「住宅ローンマイページ」の登録を行いましょう。

auじぶん銀行の口座を持っている方は、インターネットバンキングにログインしてください。口座情報が引き継がれるため、スムーズに登録を行えます。ログイン後の手順は、以下の通りです。

1.「住宅ローン」メニューから登録画面に移動する
2.利用規約に同意のうえ、「次へ」を押す
3.連携情報を確認し、「登録を行う」を押す

auじぶん銀行の口座を持っていない方は、「住宅ローンマイページの登録」と「auじぶん銀行口座の開設手続き」が必要になります。以下は、住宅ローンマイページの登録方法です。

1.auじぶん銀行公式サイト上の「マイページご登録」ボタンを押す
2.利用規約に同意したうえで、必要事項を入力し、「次へ」を押す
3.内容を確認し、「登録する」を押す

なお、口座開設は、本審査完了までに手続きをしなければなりません。また、口座開設完了後に、住宅ローンマイページとauじぶん銀行口座の情報連携手続きを行ってください。

②マイページにログインしたうえで、事前審査(仮審査)の申込みを行う

住宅ローンマイページの登録が完了したら、ログインしたうえで「仮審査お申込み」ボタンを押し、画面の指示にしたがって必要事項の申告を行いましょう。事前審査(仮審査)の申込画面では、途中で入力を中断し、任意のタイミングでの再開も可能です。

auじぶん銀行の場合、事前審査(仮審査)の申込みの段階で、契約に必要な事項をほぼすべて入力します。以下は、「仮審査お申込み」ボタンを押してからの流れです。

1.同意事項の確認、同意を行う
2.必要事項を入力する
3.事前審査(仮審査)の申込みを完了する(申込番号が発行される)
4.保険会社の専用申込みページから、団体信用生命保険の申込み手続きを行う

③事前審査(仮審査)が完了すると、結果が通知される

申告された情報に基づいて、事前審査(仮審査)を実施します。

数日で事前審査(仮審査)が完了し、登録したEメールアドレスあてに通知が届くので、住宅ローンマイページにログインして結果をご確認ください。なお、申込内容と承認結果が異なる場合があります。

承認内容に問題がなければ、画面最下部にある「上記内容で本審査のお申込みに進む」を押して本審査の申込みに進みましょう。ちなみに、auじぶん銀行の場合、事前審査(仮審査)の結果は、承認日から180日間有効です。

デメリットとメリットを把握したうえで、事前審査(仮審査)を受けよう

一般的に、住宅ローンの借入れを行う際には、「事前審査(仮審査)」および「本審査」の2段階の審査プロセスを通過しなければなりません。

なお、事前審査(仮審査)の目的は、「借入可否の見込み」や「借入可能額の目安を示す」ことにより、申込者が購入する物件の決定を可能にして、本審査に進んでもらうためです。

事前審査(仮審査)は、1つの金融機関でしか受けられないわけではありません。同時に複数の金融機関で事前審査(仮審査)を受けることも可能です。本記事で紹介したデメリットやメリットを把握したうえで、金融機関の事前審査(仮審査)を受けましょう。

監修者:新井 智美
顔写真:監修者:新井 智美

プロフィール:
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)のほか、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)をおこなうと同時に、金融メディアへの執筆および監修にも携わっている。現在年間300本以上の執筆及び監修をこなしており、これまでの執筆及び監修実績 は2,000本を超える。

資格情報:CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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