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家計改善のコツは住宅ローンにあり?年代別の見直しポイントとは?

執筆者:三原由紀(ファイナンシャルプランナー)

2018年5月10日

住宅ローンを無理なく返済しつつ、貯蓄も続けるためには、こまめに賢く返済していくことが重要ですが、年代ごとに見直すポイントは異なります。ここでは20~30代と40代以上の2つのグループに分けて、住宅ローンの見直し方と貯蓄にまわしていく方法を探っていきましょう。

20~30代:頭金を用意し、無理のない返済プランと繰り上げ返済を視野に

20~30代の方ですと、最近の低金利傾向の真っ只中で住宅ローンを組み、恩恵を受けている方が多そうな半面、まだ貯蓄が少ない年代とも言えます。頭金をあまり用意できず、月々の返済額が家計への負担となっているケースも多いのではないでしょうか。

そういった場合は、ローンの残年数が多いうちに、都度見直しをすることが大切です。頭金の不足による利息の圧迫を補うためには、繰り上げ返済を活用するのが有効です。「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類がありますが、利息を削る手段としては期間短縮型を選択したほうが効果は大きいです。

そして、浮いた分のお金を貯蓄にまわせば、少しでも貯蓄を増やしていくことができるでしょう。塵も積もれば山となりますから、小さな貯蓄がいずれ大きな額となっていくはずです。

40代以上:貯蓄同様の効果がある住宅ローンの借り換え

40代以上で住宅ローンを抱え、さらに子どもがいる場合、教育費も重なって貯蓄をする余裕がないことがあります。とはいえ、住宅や家族にお金を使いつつも、老後の備えのために少しでも貯蓄に回したいところです。

国内の金利事情から一般的に考えると、40代〜50代は高金利時代に住宅ローンを組んだ可能性が高く、低金利状態が続く今、見直しの効果は比較的大きいと考えられます。

40代以上で住宅ローンの借り入れをしている場合、借り換えをすることで利息を含めた総返済額を圧縮する効果があります。借り換えの目安は、以下3つの条件が揃うこと、といわれています。

  • 1. 住宅ローンの残りの期間が10年以上
  • 2. 住宅ローンの残額が1,000万円以上
  • 3. 現在の住宅ローンとの金利差が1%以上

しかし、2016年2月からのマイナス金利政策により、これらの条件が揃わなくても借り換えメリットがある場合も出てきました。まずは銀行のホームページなどを利用して借り換えのシミュレーションをしてみましょう。たとえばローン残高が2,000万円、残りのローン返済期間が20年の場合、固定金利1.8%から1.0%に金利を下げることができたら借り換え効果はどのくらいになるでしょうか?

[図]
  • 全国銀行協会「ローン借り換えシミュレーション」を参照
  • ローン残高2,000万円、残りのローン返済期間20年、固定金利1.8%から1.0%へ借り換えた場合(元利均等返済方式)

借り換えなかった場合と比べ、借り換えた場合の毎月返済額は7,315円安くなり、トータルでは約176万円の借り換え効果があることがわかります。ただし、実際に借り換えをするときには、銀行によっては収入印紙代・手数料・保証料などの諸経費が数十万円かかることもあるので考慮しておきましょう。

なお、20代・30代と同様、繰り上げ返済という方法もありますが、ある程度まとまった現金が必要となります。教育費などの支出もあり繰り上げ返済が厳しい場合には、まずは借り換えを検討してみるのがおすすめです。

まとめ

日々の節約を続けるのは努力がつきものですが、住宅ローンという毎月の固定支出を一度見直してしまえば、継続的に支出を減らし、その分を貯蓄にまわすことができます。年代別の見直しポイントを考慮して、無理のない貯蓄を重ねていきましょう。