2024/06/17
即日お金を借りる6つの方法|審査や流れなども紹介
執筆者:滝口誠(たきぐちまこと)
急な出費や生活費が足りずお金を借りたい時に、即日で借りる方法をご存じでしょうか。
お金を即日で借りる方法はいくつかありますが、どのような借入先があるのか、また準備しておきたいものやスムーズな借入方法などについて解説します。
■即日お金を借りるにはどうすればよい?
申込当日にお金を借りるには、検討しているローン商品が「即日融資」に対応している必要があります。そのため、まず「即日融資可能」かどうかをチェックしてください。
また、以下の3つのポイントも併せて確認しましょう。
- 申込みは24時間365日受付可能か
- WEB申込みに対応しているか
- 借入れはコンビニATMや振込みに対応しているか
即日融資が可能かどうかだけでなく、申込方法から借入方法までトータルで確認しておくことで、緊急時にも問題なく対応できる可能性が高くなります。
■審査はあるが即日お金を借りられる2つの方法
お金を借りる際は、基本的に審査を受ける必要があります。申込んだ人の職業や年収、家族構成などをチェックし、総合的に返済能力があるかどうかを判断するためです。
この審査にかかる時間が短ければ、即日融資が可能になります。
まずは、審査があるものの即日融資に対応しているローンを紹介します。
●消費者金融カードローンは即日融資に対応
即日融資に対応しているローンの1つに、消費者金融カードローンがあります。消費者金融はスピードを優先した審査を行っており、最短3分で融資判断を行う消費者金融もあります。
一般的に、銀行系カードローンに比べて金利はやや高めに設定されていますが、初回利用時には無利息期間が適用されるところもあります。
インターネットや電話で申込み、本人確認書類などの必要書類を提出すると審査が行われます。特に問題なくスムーズに審査が完了すれば、即日融資を受けられる可能性が高いでしょう。
本人確認書類は必ず求められるので、あらかじめ準備しておきましょう。また、場合によっては収入証明書も求められることもあるため、事前に用意しておくとよいでしょう。
●利息をなるべく抑えたいなら低金利の銀行系カードローン
「即日で借りたいが、利息はできるだけ抑えたい」という方は、低金利の銀行系カードローンがおすすめです。
一般的に、銀行系カードローンは消費者金融と比べて金利が低く設定されているため、返済期間が長くなっても比較的安心して利用できます。
最近では即日融資に対応している銀行系カードローンもあり、ネットや窓口で申込んで審査に通れば、申込当日に必要な資金を受取ることができます。
利息を抑えながら即日でお金を借りたい場合は、即日融資に対応した銀行系カードローンを選ぶとよいでしょう。銀行系カードローンについてさらに詳しく説明した記事もあるので、読んでみてください。
■審査なしでも即日借りられる4つの方法
消費者金融と銀行のカードローンは、審査に通るとお金を借りることができます。
しかし、中には審査を受けなくてもお金を借りられるサービスがあります。ここでは、審査なしで即日借りられる4つの方法を紹介します。
●クレジットカードのキャッシング
保有しているクレジットカードにキャッシング枠が付帯されている場合は、審査なしでお金を借りられます。
キャッシング枠は、クレジットカードの利用限度額内で現金を借りられる機能です。審査に通るとクレジットカードに付帯されるため、すでにキャッシング枠があれば即日借入れができます。
借入れの手続きも簡単で、カードをATMに挿入して暗証番号を入力するだけで、必要な現金を受取ることができます。
キャッシング枠が付帯していない場合は、審査が必要になるため、即日借入れは難しいと考えたほうがよいでしょう。
●貯金担保自動貸付け・定期預金担保貸付を利用
ゆうちょ銀行で担保定額貯金や担保定期貯金を利用している場合や、ゆうちょ銀行以外で担保定期預金や担保積立定期預金などを利用している場合は、これらの預貯金を担保にしてお金を借りることができます。
手続きは担保となる貯金や預金を指定して申込むだけですが、担保となる貯金や預金の額や条件によっては貸付の対象とならない場合もあるので、注意が必要です。
●生命保険の契約者貸付制度
生命保険の契約者貸付制度は、解約返戻金がある保険契約を担保にお金を借りられる制度です。
解約返戻金は保険契約の期間や支払った保険料によって異なりますが、保険を解約することなく、解約返戻金の一定の範囲内でまとまったお金を借りることができます。
なお、契約者貸付制度でも利息は発生します。返済期限が明確でないことから長期間借りてしまうこともあるため、計画的に利用しましょう。
●高級ブランド品や宝飾品を質屋に預ける
高級ブランド品やダイヤモンド、貴金属などの宝飾品を、質屋に預けてお金を借りることができます。質屋では、預けた品物の買取相場の約7~8割程度の金額を貸してくれることが多いです。
期間内に返済すれば預けた高級ブランド品や宝飾品は手元に戻ってくるので、一時的な借入れにおすすめです。
ただし、返済せずに借入期限を過ぎてしまうと預けた品物は質流れとなり、取り戻すことが難しくなるので注意してください。
■即日融資を受けるためのポイント
即日融資を受ける際には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。ここでは、4つのポイントを紹介します。
●平日の早い時間に申込む
即日融資を受けるためには、平日の早い時間に申込むことが重要です。金融機関は申込みを受け付けてから審査を行ない、審査内容に問題なければ契約、融資手続きと進めていきます。この一連の作業を最短3分で行うというところもありますが、どのサービスも短時間で融資を受けられるとは限りません。
申込内容や提出書類の不備などで電話での確認が必要になれば、通常よりも審査に時間がかかる可能性もあります。
また、審査に通って振込みによる融資を受けようとしたものの、振込みを指定した銀行によっては翌営業日の手続きとなる場合もあります。
確実に申込当日に融資を受けるためには平日の午前中など、早い時間に申込むことを心がけましょう。
●申込む際は正確に情報を申告する
申込む際は、正確な情報を申告することが重要です。正確な情報を提供することで、審査や融資手続きが迅速に進みます。
例えば、身分証明書や住民票などの個人情報を提供する際には、間違いのないようによく確認しましょう。収入についても、現在の収入状況を正確に申告するようにしてください。
過去に他の金融機関で延滞や滞納がある場合は、それを隠しても審査で明らかになる可能性が高いので、正直に申告しましょう。
正確な情報提供は手続きの進行だけでなく、信頼関係にも大きく影響します。借入先との信頼関係を築くためにも、正確に申告してください。
●総量規制に注意
消費者金融や信販会社などの貸金業者からお金を借りる場合は、総量規制に注意する必要があります。
総量規制は借入額の総額に制限を設けるもので、申込者の年収の3分の1を超える貸出は原則禁止されています。複数の貸金業者から借入れている場合は、その合計金額で判断されます。
総量規制は借入者の負担を軽減し、貸金業者による過剰な貸付を防ぐために設けられている制度です。総量規制を正しく理解し、融資を申込む際には借入額や他の借入金の合計額を考慮しましょう。
●必要書類を事前に準備する
借入れを申込むと、必ず本人確認書類の提出を求められます。身分証明書として、運転免許証やパスポートなどを準備しましょう。
借入希望額や審査によっては、収入証明書も必要になる場合があります。給与明細や源泉徴収票などの書類を用意しておくことで、収入状況を証明することができます。
■「即日お金を借りる」のよくある質問
ここでは、即日でお金を借りる時のよくある質問を集めました。申込む際の参考にしてください。
●「審査なし」で即日融資可能なカードローンはある?
「審査なしで即日融資可能なカードローン」という商品は、まず存在しません。貸金業者や銀行は法律にのっとり営業を行っており、審査なしでお金を貸すことは違法になります。
そのため、審査なしで即日融資可能なカードローンはないと考えた方がよいでしょう。
●公共料金の滞納は審査に影響はある?
一般的に公共料金の滞納は信用情報に記録されませんが、クレジットカードで支払っている場合は記録されるので注意しましょう。クレジットカード払いで滞納してしまうと、審査に影響することがあります。
●低収入でもお金を借りられる?
低収入の方でも、お金を借りることは可能です。まず、収入が少ない場合は返済能力があることが重要になります。収入と支出のバランスが取れており、返済能力がある場合はお金を借りられるでしょう。
また、担保や保証人を用意することでお金を借りやすくなることがあります。担保があったり保証人がいたりすれば、貸金業者や金融機関にとっては貸し倒れリスクが低くなるため、審査がスムーズに進む可能性が上がるでしょう。
このように、返済能力があって信用情報が良好であれば、お金を借りることは可能です。自身の収支をしっかりと把握し、責任を持って返済することを心がけましょう。
■まとめ
急な支出ですぐにお金が必要になった時、即日でお金を借りる方法はいくつかあります。
消費者金融や銀行の即日融資が可能なローン商品に申込む、手持ちのクレジットカードのキャッシング枠を利用するなど、自分の状況に合った方法を選ぶことが重要です。
申込みの際は、収入や支出などの情報を正確に申告するだけでなく、「総量規制」にも注意する必要があります。必要書類を事前に準備して正確に申告すれば、審査がスムーズに進むでしょう。
どの方法を選ぶにしても自身の返済能力を考慮した上で、責任を持って借りることが大切です。お金を借りる際は返済計画を立て、自身の状況に合った方法を選択しましょう。