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2024/01/17

貯金の仕方をご紹介!今すぐ実践可能なことと、長期的な資産運用方法を解説

監修者:新井 智美

「今までなんとなくお金を蓄えてきたけれど、結婚資金や子どもの教育資金、マイホームの購入資金、老後資金などのために本格的に貯金を始めたい」とお考えの方もいるかもしれません。

そこで、本記事では貯金を始める前に確認するべきことやお金が貯まる人の習慣をご紹介したうえで、今すぐ実践できる貯金の仕方や長期的な観点からの資産運用方法について解説するので、ぜひ参考にしてください。

貯金を始める前に確認するべきこと

貯金を始める前に、まずは以下の2点を確認しましょう。

  • 貯金の目的
  • 家計の現状

それぞれについて詳しく説明します。

貯金の目的

まず、「何のために貯金するのか」を明確にしましょう。貯金の目的(結婚資金、子どもの教育資金、マイホームの購入資金、老後資金など)によって、必要な金額や目標額に到達するまでに要する時間は異なります。

例えば、貯金の目的が老後資金の場合、老後は夫婦2人で最低でも約2,000万円必要になると試算されているため、目標金額に達するまでに長い期間がかかるかもしれません。若い時期から、目標金額を定めたうえで計画的に貯金する習慣を身につけることをおすすめします。

家計の現状

次に、家計の現状を正確に把握することも重要です。毎月の貯金額を「無理な金額」に設定してしまうと、日々の生活費を切り詰めることになり長続きしません。

まずは家計簿を作成し、「毎月何万円くらいの収入があって、どのような項目(家賃、食費、光熱費など)に何円くらい支出しているのか」を可視化し、無駄な支出があった場合は削減したうえで、どのくらいの金額であれば貯金に回せるのかを見極めましょう。

お金が貯まる人の習慣とは?

以下は、お金が貯まる人が共通して心がけている傾向にある習慣です。

  • 部屋をキレイに保つ
  • こまめに支出を管理する

それぞれについて詳しく説明します。

部屋をキレイに保つ

部屋をキレイな状態に保っている方は、お金が貯まりやすい傾向が見受けられます。部屋のなかが整理整頓されていれば、どのようなアイテムを持っているのかを把握しやすくなります。事前に持っているアイテムを把握できていればアイテムを重複購入する可能性が減少するため、貯金に回せる金額が増加するでしょう。

なお、書類が乱雑に置かれている状態では、公共料金や税金などの請求書・納付書が届いていることや、支払期限・納付期限が近くなっていることに気づかない可能性もあります。納付期限が過ぎると延滞金などが発生し、その分、貯金に回せるお金が減る可能性もあるので注意しましょう。

こまめに支出を管理する

家計簿などを活用して支出をこまめに管理していると、節約するモチベーションを保ちやすくなり、お金が貯まりやすくなるでしょう。

ところで、「スーパーなどを訪れた際に、衝動的に商品を購入したくなった」という経験をお持ちの方はいるのではないでしょうか。支出を常に把握していれば、自制心が働きやすくなり、無駄遣いの防止につながるかもしれません。

今すぐ実践できる貯金の仕方

以下は、今すぐ実践できる貯金の仕方です。

  • 無駄な固定費を削減する
  • 外食を控えるなど、固定費以外も見直す

それぞれについて詳しく説明します。

無駄な固定費を削減する

近年、動画配信サービスなどの定額制サービスの契約者が増加していますが、ほとんど視聴していないのに惰性で契約を継続し、毎月料金が引落とされているケースもあるでしょう。現在使っていない、あるいは使用頻度が低いサービスは解約し、固定費を削減しましょう。

電気代や電話料金、インターネットの通信料金に関しても、業者やプランを変更すれば毎月の支出を削減できる場合があります。固定費を一度見直せば、それから継続的に支出を削減できるので、優先的に取り組みましょう。

外食を控えるなど、固定費以外も見直す

食費や娯楽費などの、固定費以外の変動費を見直すことも大切です。例えば、外食する機会が多い方は、自炊する回数を増やす、職場に弁当を持参することも検討しましょう。

ただし、無理な節約は長続きしにくいので、週に数回だけ弁当を用意する、たまにはレジャー施設で心身をリフレッシュするなど、ストレスを感じない範囲で支出削減に取り組むことをおすすめします。

長期的な観点からの資産運用や貯金の仕方

今すぐ実践できることに加えて、以下に示す手法を用いて、長期的な観点からの資産形成にも取り組みましょう。

  • 投資信託
  • NISA
  • 外貨預金
  • 定期預金

各手法について詳しく説明します。なお、取引においては目論見書等を確認し適切な知識をもって行いましょう。

投資信託

投資信託には株式・債券といった数多くの銘柄が存在するため、自力で銘柄を選定するのは難しいと感じる方もいるかもしれません。

しかし、投資信託なら、投資家から集めたお金を専門家が国内外の株式や債券などで運用してくれるため、ご自身で管理する手間がかかりません。多忙な方でも、手軽にさまざまな銘柄へ分散投資することができ、さらに積立投資で長期運用することで利益が期待できます。

投資信託について、以下で詳しく紹介しています。気になる方はあわせてご覧ください。

NISA

NISAとは、毎年一定金額まで非課税で投資信託や株式などへの投資が可能な仕組み・制度です。投資信託や株式などで利益が出た場合、通常は所得税などが課されますが、NISA口座で取引をすれば非課税になります。

2023年までは「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類が存在し、いずれか片方しか選択できませんでした。しかし、2024年以降は新しいNISAが導入され、「つみたて投資枠(従来のつみたてNISA)」と「成長投資枠(従来の一般NISA)」の併用が可能になりました。

新しいNISAの年間投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円と、従来の2種類のNISAよりも大幅に増減し、非課税保有期間は無期限となりました。より詳しく知りたい方は、金融庁公式サイト別ウィンドウで開きます などでご確認ください。

外貨預金

外貨預金とは、日本円ではなく、米ドルやユーロなどの外貨による預金のことです。将来、日本円の価値が下がると、その分ご自身の円建て資産が目減りするので、資産の一部を外貨預金にすることも選択肢の1つです。

預入れた時点よりも円安方向に進めば、金利による利益に加えて、為替レートの差による利益も得ることが可能です。しかし、円高方向に進むと、為替レートの差による損失額が金利による利益を超える場合もあります。日本円に戻した際に元本割れになる可能性があるので、全資産を外貨預金で運用するのは避けましょう。

定期預金

定期預金とは、最初に預入期間(満期日)を指定する預金のことです。金融機関によって預入れ可能な期間は異なりますが、基本的に満期日を迎えるまで引出しができません。

簡単に引出せないためお金を確保しておきやすく、長期的な資産形成に向いています。目的が決まっている貯金や毎月の先取り貯金の手段として活用できるでしょう。

また、定期預金は元本保証されている金融商品です。万が一中途解約した場合も預入れたお金が減ることがない点も特徴です。

今すぐ実践できることに加えて、長期的な資産運用にも取り組もう

貯金をお考えの方は、まずは貯金の目的を明確化し、家計の現状を正確に把握しましょう。なお、お金が貯まる人が共通して心がけている傾向にある習慣には、部屋をキレイに保っている、こまめに支出を管理しているなどがあるので、ぜひ参考にしてください。

そして、今すぐ実践できることとして固定費や遊興費などの削減に取り組んだうえで、長期的な観点からの資産形成として投資信託やNISA、外貨預金といった金融商品・サービスも活用しましょう。

監修者:新井 智美
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プロフィール:
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)のほか、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)をおこなうと同時に、金融メディアへの執筆および監修にも携わっている。現在年間300本以上の執筆及び監修をこなしており、これまでの執筆及び監修実績は2,500本を超える。

資格情報:CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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