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30代で資産形成に成功している人はどんなタイプ?

執筆者:進藤真由美(フリーライター)
監修:吉村昌高(ファイナンシャルプランナー)

2016年12月26日

預金の利子を確認し、ため息をついたことはありませんか? 超低金利時代といわれる現代、住宅ローンなど融資を組むには適していますが、単純に預金をするだけではお金を増やすことは難しいですよね。
では、ある程度金融資産を築いている人たちはどうやってお金を貯めているのでしょうか。

今回は、30代の男女を対象とした独自の調査をもとに、リスク許容度と金融資産の関係性について考えていきます。30代で一定の金融資産がある人は、投資のリスクについてどのように考えているのでしょうか?

リスク許容度は金融資産を高める?

投資を行う場合、リスクとリターンの大きさは概ね比例します。ハイリスクな商品にはハイリターンが望めるものが多いですし、リスクが低い商品では、あまり収益が望めません。

今回の調査では、このリスクをどの程度まで許容するかという投資の方針を「リスク許容度」として、金融資産額との関係を調べました。その結果が次のグラフです。

リスク許容度と金融資産額(単位:万円)
[グラフ]

元本重視型は、リスクを許容せず、元本の確保を重視するタイプ。定期預金や満期返戻金のある保険などでお金を運用します。安定運用型は、例えば日本国内の大型企業の株式や先進国の外貨など、リスクがそれほど高くないけれども一定のリターンが望める方法で運用するタイプです。

成長重視型は、将来的に発展が予想される業界の企業の株式などを成長前の割安な段階で取得し、じっくりと成長を待つタイプ。時間はかかりますが、大幅な利益も期待できる方法です。今回の調査結果を見ると、男女ともに元本を重視するタイプよりも成長重視型の方が金融資産額が高いということがいえそうです。

リスク許容度と金融資産構成比

次に金融資産額の内訳をみていきましょう。

元本重視型は投信や株式、債券といった有価証券が金融資産を占める割合が低く、成長重視型では男性約27.7%、女性約19.0%と高くなっていました。外貨普通預金や外貨定期預金の構成比も、若干高くなっています。

このことから、30代で一定の金融資産を築いている層は、運用に対してある程度積極的であるということがうかがえます。

リスク許容度と金融資産構成比
[グラフ]

長期的な成長は小さなリスクを飲み込む

今回の調査結果から、既に金融資産を築いている人はある程度リスクを許容しながら運用しており、これから金融資産を増やしたいと考える人にはそのような姿勢が大切、ということがいえそうですね。

しかし、むやみにハイリスクハイリターンの投資を行っていれば、真面目に働いて稼いだお金が減ったりなくなったりする危険があります。必ず事前に銘柄について勉強し、自分なりにその銘柄を選ぶ理由が明確になった段階で始めましょう。

例えば「飲料水の確保が世界的な課題となっているから、真水化フィルターを開発しているあの企業の株を今のうちに買っておこう」といった考え方です。長期的な成長が期待できるなら、短期間の株価変動で一喜一憂する必要はありません。

銘柄や投資ジャンルを分散したり、購入の時期をずらしたりする「リスク分散」や、一定以上に損が膨らんだら諦めて売却する「損切り」も、非常に重要な考え方です。これらを守って余裕資金で運用を行えば、大きく損をして困るということにはなりません。

一定の金融資産を築いている人は、運用における勉強やリスク分散の大切さを十分に理解しています。確実に金融資産を育てていくために、お金について恐れずに学ぶことから始めましょう。