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カードローン利用時の「借入残高」とは?確認方法や残高の上手な減らし方をご紹介!

監修者:岡崎壮史(ファイナンシャルプランナー)

2022年7月22日

カードローンは急な出費が発生した際に心強い味方になりますが、漫然と利用を続けていると借入残高がなかなか減少せず、多額の利息がついて返済総額が膨らんでしまうケースがあります。カードローンを利用した場合は、「借入残高」を確認しながら計画的に返済を行う必要があります。

本記事では、カードローンを利用している方に向けて、借入残高を確認する方法について解説します。そのうえで、残高を上手に返済していくコツもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

カードローンを利用する際に把握しておくべき「借入残高」とは?

「借入残高」とは、カードローンなどの利用額のうち、現時点でまだ返済していない金額のことです。例えば、「20万円」を借りて「5万円」を返済した時点での借入残高は「15万円」、「100万円」を借りて「30万円」を返済した時点での借入残高は「70万円」となります。

なお、借入残高が大きくなり、借入期間が長くなるほど、総利息額が大きくなることを認識しておきましょう。完済するまでの支払総額を小さくしたい場合は、借入残高を減らしたり、借入期間の短縮を図ったりすることで利息を抑えなければなりません。

以下、借入残高としてカウントされるものを2種類ご紹介します。

カードローンの利用額や消費者金融業者からの借入額のうちまだ返済していない金額

カードローンの利用額や消費者金融業者、各種貸金業者からの借入額のうち、まだ返済していない金額は、「借入残高」としてカウントされます。

別のカードローンやクレジットカードの申込みを行う際に借入残高の申告を求められるので、現時点での借入残高を正確に把握しておきましょう。

クレジットカードのキャッシング機能の利用額のうちまだ返済していない金額

クレジットカードの「キャッシング機能」の利用額のうち、まだ返済していない金額についても「借入残高」としてカウントされます。

別の貸金業者からも融資を受ける際には、借入残高の申告を求められます。貸金業者が融資を実施する際に借入残高の申告を求めるのは、原則として借入できる上限金額が、ご自身の年収の3分の1までとされている貸金業法の「総量規制」のルールに抵触していないことを確認しなければならないためです。

なお、クレジットカードの「ショッピング枠」に関しては、貸金業法ではなく割賦販売法が適用されます。そのため総量規制の対象外であり、利用額を「借入残高」として申告する必要はありません。また、銀行などの貸金業者以外からの借入も貸金業法が適用されず、総量規制の対象外となります。

借入残高を確認する方法

借入残高を確認する方法は、主に「会員ページ・スマートフォン用アプリ」「ATM」「インターネットバンキング」「電話」の4種類です。

以下、それぞれについて詳しく説明します。

会員ページ・スマートフォン用アプリで確認する

カードローン会社や消費者金融業者、クレジットカード会社などが「会員ページ」や「スマートフォン用アプリ」を提供している場合は、それを利用して借入残高を確認できます。

インターネットに接続できる環境があればいつでもどこからでも確認できるので、特に時間に余裕のない方にとっては便利な方法です。

ATMで確認する

提携している銀行などが設置しているATMでも借入残高の確認が可能です。会社によっては、コンビニに設置されているATMから確認できるケースもあるので、活用すると良いでしょう。

カードをATMに挿入して「残高照会」を選択することで借入残高が画面に表示される他、ATMで返済した際に発行される「利用明細」にも借入残高が記載されています。

インターネットバンキングで確認する

貸金業者によっては、インターネットバンキングで借入残高を確認できる仕組みを提供している場合もあります。インターネットバンキングとは、インターネットを介して銀行などの金融取引ができるサービスのことです。パソコンやスマートフォンなどからも利用できるため、どこにいても借入残高が確認できます。

インターネットバンキングの契約を行う必要があるものの、借入残高の照会だけではなく、返済にも使えるので便利です。

電話で問い合わせる

コールセンターに電話をかけて、借入残高を確認することも可能です。

貸金業者によって、受付が平日の営業時間内だけのケースと、自動音声ガイダンスで24時間・365日対応しているケースがあります。指定の連絡先に電話するだけなので、インターネットに不慣れな方におすすめです。

借入残高を上手に返済していくコツ

借入残高を上手に返済していくコツは、「返済シミュレーション機能を活用すること」と「臨時返済や一括返済を行うこと」の2つです。以下、それぞれについて詳しく説明します。

返済シミュレーション機能を活用する

貸金業者によっては、返済シミュレーション機能を提供しているケースがあります。また、金融広報中央委員会が運営するお金に関する情報サイト「知るぽると」でもシミュレーションを行えるので、簡単にシミュレーションしたい方におすすめです。

シミュレーションを行うことで、毎月の返済額における「利息の返済に充当された金額」と「借入残高の返済に充当された金額」の内訳、完済までに必要な期間、完済までに発生する利息の総額などを確認できるので、今後の返済計画を立てるのに役立ちます。

なお、一度だけではなく定期的にシミュレーションを実行して、返済計画を適宜見直すことが大切です。

臨時返済や一括返済を行う

資金に余裕があるタイミングで、追加で多めに返済する「臨時返済」や一度に借入残高をすべて返済する「一括返済」を行うことも検討しましょう。

借入残高を減らすことは、利息の総額が減少することになるため、結果的に返済総額を減らすことにつながります。

借入残高は信用情報機関のデータベースに記録されるため注意!

借入残高は、株式会社シー・アイ・シー(CIC)や株式会社日本信用情報機構(JICC)といった「信用情報機関」のデータベースに記録され、借入中および完済から5年以内の期間にわたって登録され続けます。

なお、さまざまな貸金業者が新規入会の審査や借入可能枠の増枠などの際に、借入残高の記録を照会することを覚えておきましょう。

上述したように、トータルで年収の3分の1を超える借入残高がある場合、総量規制によってそれ以上の借入は行えません。カードローンなどを利用する際には、現時点でどのくらいの借入残高があるのかを把握しましょう。

借入残高を正確に把握して計画的にカードローンなどを利用しよう

借入残高とは、カードローンの利用額や消費者金融業者からの借入額、クレジットカードの利用額などのうち、まだ返済していない金額のことです。現時点での借入残高は、主に「会員ページ・スマートフォン用アプリ」「ATM」「インターネットバンキング」「電話」という4種類の方法で確認できます。

返済期間が長くなるほど利息が膨らみ、トータルでの返済額が大きくなります。貸金業者などが提供している返済シミュレーション機能を活用して返済計画を立てたうえで、資金に余裕があるタイミングで臨時返済や一括返済を行い、なるべく早く借入残高を減らしましょう。

なお、カードローンや消費者金融、クレジットカードのキャッシング枠などの借入残高は、信用情報機関のデータベースを介して貸金業者間で共有されています。「年収の3分の1までしか借入を行えない」という総量規制が存在することに注意しながら、計画的にご利用ください。

監修者:岡崎 壮史
顔写真:岡崎 壮史

プロフィール:
マネーライフワークス 代表
社会保険労務士・1級FP技能士・CFP®
助成金活用についてのコンサル活動を中心に、年金、資産運用など金融に関する幅広いテーマの執筆・記事監修を行っている。また、年金や助成金について、ZOOM等を活用したオンラインセミナーを年間で約100回以上開催している。

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