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「使いすぎ」が怖い人のためのキャッシュレス活用術

執筆者:馬場 愛梨(ファイナンシャル・プランナー)

2021年9月28日

マイナポイントやコロナ禍の影響もあり、キャッシュレス決済はどんどん浸透してきています。ですが「キャッシュレス決済だとお金を使った実感がない」「使いすぎてしまいそうで怖い」など現金派を貫く方も少なくありません。本コラムでは、そんな方でも、自制しながらキャッシュレス決済を活用するための方法を解説します。

■キャッシュレス決済はお金を使いすぎてしまいそう?

キャッシュレス決済は、現金を持っていなくてもカードやスマホをかざすだけで支払いが済むなど、スマートに決済できる上に各社が発行するポイントも貯めやすくお得です。しかし、そうは言っても「手元の現金が減らないまま気軽に買い物ができるなんて、お金を使いすぎてしまいそう」と思う方もいるかもしれません。

キャッシュレス決済によるお金の使いすぎは、工夫次第で防ぐことができます。慣れてしまえば「むしろ現金よりも家計管理がしやすくなった!」という方もいるほどです。不安を抱える現金派の方でも、お金を使いすぎないようにするためには、どのような方法があるのでしょうか。

■キャッシュレス決済でお金を使いすぎないようにする3つの工夫

キャッシュレス決済でのお金の使いすぎを防ぐ、3つの工夫を紹介しましょう。

●1.利用額が制限できるキャッシュレス決済を利用する

ひと口にキャッシュレス決済と言っても、さまざまな種類があります。利用額を後から請求されるクレジットカードが最も一般的ですが、利用額を気にせずに使ってしまうと、「後日請求書を見て金額にびっくりした!」という事態になりかねません。

そのため、キャッシュレス初心者には「事前に決めた金額しか利用できないタイプ」がおすすめです。たとえば、事前にお金をチャージして利用する「プリペイドカード」、銀行口座の残高の範囲でしか利用できない「デビットカード」などです。

クレジットカードやスマホ決済にも、自分で決めた金額までしか利用できないようにする「限度額制限」の機能がついているものがあります。「月1万円まで」など上限を設定しておけば、それ以上使いすぎる心配はありません。

●2.お金の動きを常に把握しておく

「気付いたらもうこんなに利用している!」という事態を防ぐため、今月はいくら利用しているのか、上限まであとどれくらい余裕があるのか、お金の動きを常に把握しておくことが大切です。

難しそうに感じるかもしれませんが、キャッシュレス決済は利用先と利用額が自動で記録されておりWebやアプリで確認できるというものも多くあります。利用お知らせメール、利用明細、アプリなどをチェックすれば簡単に確認できます。一方の現金では、レシートを取っておいて管理したり、家計簿につけておいたりと、どうしても一手間かかってしまいます。

また、キャッシュレス決済と銀行口座の情報と連携させて使う「家計簿アプリ」も人気です。複数のキャッシュレス決済をあわせて使う場合でも、家計全体のお金の動きがいつでも手のひらの上で確認できます。

スマホやアプリに抵抗がある方は、キャッシュレス決済を利用するたびに、利用額をお財布から取り出して、分けておくという方法もあります。少し手間はかかりますが、現金と同じように利用額を直感的に把握することができます。

取り分けておいた分を毎月決まった日に引き落とし口座に入金するようにすれば、「残高が足りなくてカードの支払いができなかった」という事態も防げます。

●3.ボーナス払いやリボ払いなど支払いの先延ばしはしない

クレジットカードなどでは利用額が後日まとめて請求されますが、支払いの時点でお金がない場合でも、以下のような方法が選べます。

  • ボーナス払い:6月、12月など自身がボーナスを受け取るタイミングでまとめて支払う
  • 分割払い:ひとつの請求を「3回」「24回(2年)」など複数回にわけて支払う
  • リボ払い:毎月の支払いが一定額になるよう設定し、超えた分は翌月以降に先延ばして支払う

これらの支払い方法は便利ではありますが、利用額に加えて金利や手数料などの支払いが発生することも多く、実質は「借金」と変わりありません。そのため「ボーナスが思ったより少なくて支払いが困難」「金利が高くてなかなか返済が終わらない」といった事態に陥ることもあります。

こうした機能を利用する前に、現金払いと同じく「それは本当に必要なものなのか」をよく吟味するようにしましょう。

■不安を解消してキャッシュレス決済を使いこなそう

キャッシュレス決済に備わっている機能を活用したり、自分で工夫したりすれば、「お金を使いすぎてしまいそうで怖い」といった現金派の方でも、そのリスクを抑えることができます。

しかも、どの工夫も特別難しいものではありません。使ってみて合わなければやめることもできます。便利でお得なうえ、コロナ禍の状況下においては、「非接触」という点でも注目を浴びたキャッシュレス決済、この機会に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。