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【初心者必見】FXチャートの基礎知識 見方とテクニカル指標について解説

執筆者:中田 真(ファイナンシャルプランナー)

2021年7月29日

FX(外国為替証拠金取引)で収益を得るためには、FXチャートを理解・活用し、今後の相場を予測することが重要です。今回は、FXチャートの基礎知識や見方、テクニカル指標などについて解説します。

チャートの基礎知識

FXチャートは、過去の為替の値動きをグラフにしたものです。一般的なFXチャートは、縦軸が価格、横軸が時間となっています。

また、FXチャートは主に、以下の3つの種類があります。

1.ローソク足
日本で最も利用されているローソク足で構成されたチャートです。ローソク足とは、一定期間における始値(はじめね)、終値(おわりね)、高値(たかね)、安値(やすね)の「4本値」や値上がり・値下がりを1本の棒(ローソクのような形)で表現したもの。相場の強弱や方向性などが把握できます。

2.ラインチャート
終値を結んで折れ線グラフにしたチャートです。ローソク足チャートと比較して情報量は少なくなりますが、現在のトレンド(上昇・下降)をすぐに判断できます。

3.バーチャート
主に4本値(始値、終値、高値、安値)をバー(棒)で表現したチャートです。長い縦棒と左右の小さな棒で構成され、左側が始値、右側が終値、縦棒の上側が高値、下側が安値を表します。一般的に欧米などで利用されています。

FXのチャートの見方

FXチャートでは過去の為替レートについて、時間の経過に対してどのような値動きだったのか把握することが可能です。ここでは、日本で最も利用されているローソク足の見方について解説します。

【ローソク足】
ローソク足は、1本が一定期間の為替の値動きを表した図です。図の形状がローソクに似ていることから、ローソク足と呼ばれています。ローソク足は、為替の値動きを表すものとして2種類、為替レートを表すものとして4種類(4本値)あります。

図

<値動きを表すもの>
1.陽線(ようせん)
一定期間において始値より終値の方が高い場合、通常「白(白ぬき)」で表されます。

2.陰線(いんせん)
一定期間において始値より終値の方が安い場合、通常「黒(黒塗り)」で表されます。

<為替レートを表すもの(4本値)>
1.始値
一定期間において、最初に取引された価格です。

2.終値
一定期間において、最後に取引された価格です。

3.高値
一定期間において、最も高く取引された価格です。

4.安値
一定期間において、最も安く取引された価格です。

高値と安値が始値と終値の間に収まらない場合、ローソク足の上下にヒゲと呼ばれる線で高値と安値を表します。また、ローソク足で表される期間は、以下の通りです。

<ローソク足で表される期間>
1.分足(ふんあし)
分単位の値動きを示します。
(一般的に1、3、5分単位などの選択が可能です)

2.日足(ひあし)
日の値動きを示します。
(1日単位など)

3.週足(しゅうあし)
週の値動きを示します。
(1週間単位など)

4.月足(つきあし)
月の値動きを示します。
(1カ月単位など)

5.年足(ねんあし)
年の値動きを示します。
(1年単位など)

FXチャートでわかること・わからないこと

FXチャートから読み取れることや読み取れないことについて、主なものをご紹介します。

<FXチャートから読み取れる主なもの>
・相場の方向性
相場のトレンドは主に3種類あり、FXチャートに引く補助線(トレンドライン)から現在の相場のトレンドを把握できます。

【トレンドライン】
・下値支持線(サポートライン)
FXチャートの安値と安値を結んだ線のことになります。

・上値抵抗線(レジスタンスライン)
FXチャートの高値と高値を結んだ線のことになります。

図

【3つの相場トレンド】
・上昇トレンド
下値支持線(上値抵抗線)が右肩上がり(上昇傾向)となる傾向があります。一般的に、価格が下落した場合でも、その前に下落した時の安値を割らずに高値を更新しながら推移している間は、価格の上昇は継続すると考えられます。

・下降トレンド
上昇トレンドとは逆に、上値抵抗線(下値支持線)が右肩下がり(下降傾向)となる傾向があります。一般的に、価格が上昇した場合でも、その前に上昇した時の高値を超えずに安値を更新しながら推移している間は、価格の下落は継続すると考えられます。

・横ばい(レンジ相場)
一般的に、価格が上値抵抗線と下値支持線の間を上下に往復している間は、価格がその値幅内で推移する状態が継続すると考えられます。

<FXチャートでは読み取れない主なこと>
・出来高
出来高とは、一定期間内にどれだけの取引が行われたかを表す取引量のことです。株式市場においては、取引の活性度を測るバロメーターとして使われることもあります。一般的なFXチャートでは、出来高を読み取れません。

チャートと組合せて活用したい主なテクニカル指標

FX取引において活用されている主なテクニカル指標について確認します。

1.移動平均線
テクニカル指標の中で最も基本的な指標であり、一定期間(主に5、25、75、200日が使用されている)の終値の平均値を結んだ線のことです。基本的に移動平均線が上向き(右肩上がり)なら上昇トレンド、下向き(右肩下がり)なら下降トレンドで、その角度が急であるほど強いトレンドと判断されます。

図

一般的に、短期移動平均線が中長期移動平均線を下から上へ突き抜ける(ゴールデンクロス)と買いのシグナルです。一方、短期移動平均線が中長期移動平均線を上から下へ突き抜ける(デッドクロス)と売りのシグナルといわれています。

2.RSI(Reletive Strength Index)
一定期間の値動きの変動幅から、買われ過ぎや売られ過ぎを数値で判断するテクニカル指標です。基本的に変動幅は0~100%の数値によって表示され、70%以上となれば買われすぎ、30%以下となれば売られすぎと判断されます。RSIは通貨別、時期によって癖が出るため、通貨の過去の傾向を把握しておくことが必要です。

図

3.ボリンジャーバンド
相場の変動性を一定期間のデータから測定し、今後の価格変動範囲を予測するという統計学に基づいて分析するテクニカル指標です。ボリンジャーバンドは、σ(シグマ)という標準偏差で計算し、±2σ、±1σの線で構成されますが、±3σの線を加える場合もあります。

図

4.MACD(Moving Average Convergence Divergence)
移動平均線を活用したテクニカル指標で、売買タイミングなどを読み取れます。MACDでは一般的に、2つの移動平均線を使用して買いと売りのタイミングを判断します。

図

FXチャートを活用することはFX取引において重要

FXチャートを理解することで過去の為替の値動きを知れます。また、今後の相場のトレンドや為替の値動きを予測する上で、単一のテクニカル指標ではなく、複数のテクニカル指標を併用すると効果的です。FXチャートを正しく理解したうえで、FX取引をしましょう。

  • 投資は自己責任でお願いします。
ライター:中田 真
顔写真:ライター:中田 真

プロフィール:
中田FP事務所 代表/CFP®認定者/終活アドバイザー/NPO法人ら・し・さ 正会員/株式会社ユーキャン ファイナンシャルプランナー(FP)講座 講師/元システムエンジニア・プログラマー
給与明細は「手取り額しか見ない」普通のサラリーマンだったが、お金の知識のなさに漠然とした不安を感じたことから、CFP®資格を取得。
現在、終活・介護・高齢期の生活資金の準備や使い方のテーマを中心に、個別相談、セミナー講師、執筆などで活動中。

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