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富裕層の4つの特徴!お金持ちに学ぶ資産管理の考え方

執筆者:菅野陽平(ファイナンシャル・プランナー)

2021年6月29日

富裕層は資産管理において、どのような考え方を持っているのでしょうか。代々の資産家ではなく、一代でお金持ちになった人たちは、他の人とは異なる考え方を持っているからこそ富裕層になれたと考えられます。この記事では、お金持ちの資産管理の特徴を解説します。

■そもそも「富裕層」とは誰を指している?

「富裕層」の明確な定義は決まっていませんが、保有する資産が多い人を指します。一般的には、純金融資産もしくは純資産が1億円以上の人を指すことが多いでしょう。

純資産とは、総資産から負債を引いた金額です。従って、「総資産は3億円だが、負債も2億9,000万円ある」という人は、富裕層とは呼べません。

資産はそこまで多くなくても、高所得で豊かな生活を送っている人を広義の富裕層と捉える場合もあります。また、潤沢な資産を持っている人を「ストックリッチ」、高い所得を得ている人を「フローリッチ」と呼び分けることもあります。

野村総合研究所(NRI)が2020年12月21日に発表した「NRI富裕層アンケート調査」では、預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険など、世帯として保有する金融資産の合計額から負債を差し引いた「純金融資産保有額」が1億円以上の世帯を「富裕層」、5億円以上の人を「超富裕層」と定義しています。

■富裕層の資産管理の特徴4つ

ここからは、富裕層の資産管理の特徴4つを解説します。

●特徴1:何ごともROI(費用対効果)を重視する

富裕層は、何ごとにもROIを重視します。ROIとは「Return On Investment」の略で、投資収益率や投資利益率とも呼ばれます。要は「費用対効果」です。「費用に見合った効果を得られるかどうか」が判断材料であるため、高額なサービスであっても「価格が高いから」という理由だけで選択肢から外すことはしません。

高額であっても、それに見合った効果が得られるサービスであれば、納得してお金を払います。反対に、費用対効果が低いものに対する反応はシビアです。「必要のないものには1円も払わない」という判断軸を持っている人も少なくありません。効果の高いお金の使い方をしてきたからこそ、富裕層になれたとも言えるでしょう。

●特徴2:複利効果を活用する

富裕層は、複利効果を活用することによって、富が富を生む好循環を作り出しています。「複利」とは、資産運用から得られた運用益を再投資し、新しい元本として利息を計算する方法です。「複利効果」とは、複利によって雪だるま式に資産が多くなっていく効果のことです。

利効果は、投資期間が長ければ長いほど、投資金額が多ければ多いほど、効果を発揮します。富裕層は一般の人に比べて相対的に多くの資産を保有しているため、複利効果を発揮させやすい立場にあると言えます。富裕層は、「資産をたくさん持っている」というアドバンテージを最大限活用しているのです。

●特徴3:アドバイザー(営業マン)の情報を鵜呑みにしない

富裕層になると、多くの営業マンが寄ってきます。しかし、多くの富裕層は、それらの人が自分の資産目当てで寄ってきていることを理解しています。

従って、営業を受けてもアドバイザーの言葉や情報を鵜呑みにはしません。顧問税理士に確認したり、富裕層仲間に相談したり、すでに付き合いのあるアドバイザーに意見を求めたりします。

一方で、一度信頼したら、その人にとことん任せる富裕層が多いことも事実です。人の見極め方や付き合い方がうまいのが富裕層です。

●特徴4:自分の時間を無駄にすることを嫌う

高所得の富裕層は、時間価値(時給)が高いと言えます。自分の時間価値を知っている富裕層は、時間を無駄にすることを嫌います。誰であっても1日は24時間しかないため、少しでも生産性の高い時間の使い方をしたいと考えるのです。

従って、移動はタクシーや運転手付きの車を使う場合も多いようです。現役の富裕層経営者の場合は、会社の近くに住むケースも多いでしょう。移動時間や通勤時間は行動が制限されることが多く、時間の使い方が非効率的であるからです。

■富裕層でなくてもマネができる特徴もある

ここまで、お金持ちの資産管理の特徴を見てきました。富裕層だからこそ実践できる特徴もありますが、富裕層でなくてもマネができる特徴もあります。

例えば、特徴1のように、「必要のないものには1円も払わない」という判断軸を強く持つことは誰でもできます。このような判断軸を持つことで、あらゆる消費に対して「お金を支払って得る対価」への意識が高まり、浪費や無駄遣いが減るはずです。

また、「家賃をできるだけ抑えるために、長い通勤時間をかけて郊外から通勤している」「歩けるときは節約のためにタクシーや電車を使わず歩いている」といった人は、特徴4が参考になるでしょう。「なるべく使うお金を減らす」という観点から、「お金を使って時間を生み出して、その時間で、使ったお金以上の生産性を生み出す」という考え方もできるかもしれません。

あなたも富裕層の考え方を自らの資産管理に活かしてみてはいかがでしょうか。