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先取り貯蓄で頑張らずに貯蓄しよう!

執筆者:国分さやか(ファイナンシャル・プランナー)

2021年5月31日

「貯蓄はした方がいい。でも貯蓄をしようと思ってもなかなかできない、できないことがストレスになる……」とお悩みの方には、先取り貯蓄がおすすめです。特に、毎月支出より収入の方が多いはずなのに、なぜか毎月きれいに使い切っている(または足りなくなっている)方は、この方法を試してみてはいかがでしょうか。先取り貯蓄について、詳しく解説します。

■先取り貯蓄とは?

毎月いくらずつ貯蓄をしようかと考えるとき、「収入額-支出額=貯蓄額」という式、つまり余った額を貯蓄に回そうと考えてはいませんか?

「収入額-支出額=貯蓄額」の式を少し入れ替えてみましょう。だいたいの毎月の収入と支出を把握しているのであれば、その差額を貯蓄額と決めて「収入額-貯蓄額=支出額」という式に入れ替えます。毎月お金を使い始める前に、まず貯蓄額を別にして貯蓄をしてしまおうというのが「先取り貯蓄」です。

先取り貯蓄では、今までのように実際にはなかなか余らなかった月末の残金を貯蓄するのではなく、貯蓄後の余った額で生活をします。そうすることで、「できるだけ使わないで多く残そう」と頑張りすぎたり、「今月、使いすぎていないかな……」と心配したりする必要がなくなり、ストレスが減るのです。

先に貯蓄をしているので、考えるべきことはその範囲内でやりくりすることだけです。「気付いたら使いすぎていて貯蓄できなかった!」という失敗を減らし、使いすぎを事前に防いでくれるのが、先取り貯蓄の大きなメリットです。

■先取り貯蓄は給与天引き制度の利用がおすすめ

先取り貯蓄は、給料から貯蓄する口座へ自動的に貯蓄額を移してくれるサービスを利用すると便利です。

●財形貯蓄制度

企業にお勤めしている場合、勤務先に財形貯蓄制度が導入されていないかどうか確認してみましょう。財形貯蓄制度が導入されている場合、給与や賞与から希望額を天引きして自動的に積み立てることができます。

財形貯蓄制度には、貯蓄額の使い道が自由な一般財形貯蓄、マイホーム購入のために積み立てる財形住宅貯蓄、老後のために積み立てる財形年金貯蓄があります。財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄は、利用者が満55歳未満の人と決まっていますが、合計貯蓄残高550万円まで利子が非課税になるので、貯蓄の目的がマイホームや老後のためと決まっている場合は利用してみましょう。

●定額自動入金サービス

貯蓄用口座がある銀行と給料が振り込まれる銀行とが別である場合、貯蓄用口座のある銀行の定額自動入金サービスを利用しましょう。定額自動入金サービスは、あらかじめ設定した金額を毎月決まった日に給料が振り込まれる銀行から貯蓄専用の銀行に自動で移して積み立ててくれるものです。

なお、手数料は無料の銀行が多いですが、移動に数営業日かかることもありますので、利用の際には手数料、所用日数ともに確認しましょう。

●自動積立定期預金

給料が振り込まれる銀行に自動積立定期預金のサービスがある場合には、利用してみるといいでしょう。これは給料が振り込まれる口座から、あらかじめ設定した金額を自動的に定期預金口座に移して、積み立ててくれるサービスです。

日本円の自動積立定期預金の他、外貨の自動積立定期預金を用意している銀行もあります。外貨建て預金は、円預金に比較して金利が高い傾向があるものの、為替リスクがあります。リスクを踏まえた上で外貨の自動積立定期預金を利用してもいいでしょう。

■貯蓄の目標を決めて先取り貯蓄を始めてみよう

貯蓄のコツは「いつ・何に使うために貯蓄をするのか」という目標を決めておくことです。そうすると、必要な額と貯蓄する期間から、毎月いくらずつ積み立てたらいいのかが分かります。

目標貯蓄額が明確になれば「できるだけたくさん貯蓄しよう」と頑張りすぎて、途中で嫌になってやめてしまうといったことも起こりにくくなるはずです。無理なく手間なく、自動で貯蓄ができる先取り貯蓄をぜひ取り入れてみてください。