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貯蓄と家の片付けは関係している?その理由とは?

執筆者:冨士野喜子(ファイナンシャルプランナー)

2021年3月18日

家の片付けをしていて、「賞味期限が過ぎた調味料が出てきた」という経験はありませんか?せっかく買ったのに、活かしきれていないのはもったいないですよね。家の片付けは、そんな「もったいない支出」を見つけるチャンスです。今回は、片付けとお金の関係や貯蓄ができる片付け術について考えていきます。

■なぜ片付けとお金は関係しているのか

まずは、片付けとお金の関係について整理しておきましょう。

●片付けをすると、無駄遣いが減る

片付けをしていると、よく見つかるのが「二重買い」です。ハサミなどの文房具、似たような服、傘、日持ちする食品など、「無くなったと思って買ってしまった物」=無駄な支出だった、ということが該当します。片付けをすることで、今ある物の把握ができるため、無駄遣いを防ぐことができます。

「トイレットペーパーや洗剤などの消耗品は腐らないから、安い時に買いだめしておけば良いのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これに関してはおすすめできません。収納スペースが広い場合は良いですが、物が増えると今ある物が把握できなくなり、結果として二重買いになってしまう可能性が高くなってしまいます。

●片付けをすると、買い物上手になる

家の中に、どんな物が多いでしょうか。家電・本・服・美容グッズ・キッチングッズ・趣味の釣り道具やバイク用品……。片付けをしていると、自分の「買い物の傾向」や「好み」が見えてきます。

片付けをすると、好きな物でも、買いすぎに気がついて反省したり、次に買いたい物が明確になったりとお金の使い方を見つめ直すことができます。

■貯蓄ができる片付け術

片付けは、一度にしようとすると収拾がつかなくなってしまいます。まずは、片付けをする部屋、もしくは場所を選んで行いましょう。

●リサイクルショップやフリマアプリを活用

次に、「捨てる物」と「捨てない物」に分けます。捨てる物のうち、リサイクルショップで買い取ってもらえそうなもの、フリマアプリなどで販売できそうな物は、単に捨てるのではなく、お金に換えられると良いですね。

捨てる物は、不要になった理由を考えてみるのも良いでしょう。「妥協して買ったけど、結局気に入らなくて使わなくなった」「ランニングシューズを買ったけど、長続きしなかった」など、不要になった理由を見つめることで、次の買い物での失敗を減らすことができます。

●契約書や取説などはファイリング

意外と厄介なのが、契約書や取り扱い説明書、保証書など紙の書類です。年に1回、契約の確認が届くこともあり、「どれを捨てたらよいか分からない」と書類を溜めてしまうこともあります。

ぜひ、ファイリングしておき、定期的に整理しましょう。その際に、契約内容をチェックすることもできます。必要であれば、契約プランをその都度見直しすることで、節約できるかもしれません。

●整理したら「配置を考えた収納」が大切

整理が終わったら、次は収納です。生活動線や使用頻度を考えて、配置をしましょう。

特に賞味期限や使用期限のある食品などは、工夫が必要です。見やすい高さに置く、容器に入れる場合は透明な容器を使う、など期限内に使いきれるようにしましょう。期限付きの割引券なども、お財布に入れておくと忘れることもあるので、置く場所を決めておくと良いですよ。

■節約したお金は貯蓄や投資に回そう

家の片付けを通して節約に成功したら、その分のお金を貯蓄や投資に回してみましょう。

預金口座を選ぶ場合は、金利の高い銀行の口座を貯蓄専用口座として活用するのがおすすめです。投資の場合は、月々100円などの少額から投資信託や外貨を積立購入することもできます。

また、「おつり投資」もおすすめです。おつり投資は、クレジットカードや電子マネーで買い物をした際の端数(おつり)を投資に回せる投資方法です。そのほかにも、アプリやカードなどの利用で貯まったポイントを使って投資ができる「ポイント投資」もあります。節約したお金を貯めたり、増やしたりして、使い道を考えるのも楽しいですね。

■物と向き合うことは、お金と向き合うこと

捨てる物をまとめてみると、「家の中に、こんなにいらない物があったんだ」と驚くことがあります。

物を捨てることは、お金を捨てるのと同じことなので、心苦しいかもしれません。しかし、「次に買うときは、慎重に決めよう」「長持ちするように大切に使おう」とお金の使い方や物との付き合い方を見直すことにもつながります。家の片付けをして、家計もすっきりきれいにしていきましょう。