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カードローンとキャッシング(クレジットカード)の違いについてFPが解説

執筆者:佐藤名ゝ美(ファイナンシャルコーチ)

2021年2月8日

不意の支出に備え、普段から貯蓄しておくに越したことはありません。しかし、結婚式やお祝い事、思わぬケガや病気などどうしても急な出費が必要な場合もあります。そんなときに備え、カードローンやキャッシングのご利用を考えられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はカードローンとキャッシングの違いや、利用の際の注意点について解説します。

カードローンとキャッシング(クレジットカード)の違い

カードローンとキャッシングは、どちらもお金を借りる手段です。両者の違いを見る前に、まずは全体像を整理しておきましょう。お金を借りる手段にはどのようなものがあり、どのように分類されるのでしょうか。

お金を借りる手段には、「資金の使い道を限定したもの(目的別ローン)」「使い道が自由なもの」があります。また、借入れの際に「担保を必要とするもの」と「担保不要のもの」に分けられます。

資金の使い道を限定した目的別ローンには「住宅ローン」「リフォームローン」「教育ローン」「マイカーローン」などがあり、これらの資金は目的外に使えません。融資手続きの際には、目的となるものの契約書など、使途や金額を証明する書類が必要となります。手続きは煩雑ですが、その代わりに金利は低く設定されています。対して、使い道が自由で手続きが簡素なものほど、設定されている金利は高い傾向にあります。

また、担保が必要なタイプのローンでは、不動産を担保とするのが一般的です。万一返済不能となった場合には、担保物件を処分して返済することになります。借入れの際は担保評価や抵当権の設定が必要なため、手続きが煩雑かつ時間もかかりますが、無担保ローンよりも金利が低く設定されます。

以上のような分類の中で、カードローンやキャッシングは使い道が自由で無担保の借入金に位置します。金利設定が高い分類に属していることを十分に理解した上で、節度を持って利用することが大切です。

カードローンとキャッシングとは

カードローンもキャッシングも現金の貸付を受けられるサービスですが、現金の貸付のみに特化しているカードローンに対して、キャッシングはクレジットカードの付帯サービスとして、買い物のほかに現金の貸付も受けられます。これに起因して、細かな点でさまざまな差異が見られます。一つずつ見ていきましょう。

  • 金利
  •  個別に適用される金利は、「金融機関」「借入額」「個人の返済能力」によって異なります。その上で商品としての適用幅を見ると、カードローンが年1%台から18%であるのに対し、キャッシングは年15%~18%としているケースが大多数。利用の仕方によっては、カードローンの方が低金利となる可能性が高いと言えます。
  • 借入限度額
  •  個人に対して適用される限度額は、人によって異なります。年収や勤務先、勤務年数や他の借入状況などを含めた信用力をもとに個別に設定されます。そこを考慮した上で、商品としての借入上限額はカードローンが500万円~1,000万円程度と高額であるのに対し、キャッシングは数十万円から、高くて100万円程度であるのが一般的です。
  • 返済方法
  •  カードローンは決まった額を月々分割で返済するのが基本です。また、臨時収入が発生したときに任意の金額を追加で返済することも可能。口座振替による自動引落としや、ATMからの入金、振込により返済します。
  •  一方、キャッシングでは一括返済、もしくはリボ払いのいずれかを選択。クレジットカードによる買い物代金とあわせて、銀行口座からの引落としにより返済する方法と、ATMから入金する方法があります。
  • 融資までの時間
  •  カードローンもキャッシングも、カードを所有していれば提携ATMを利用して24時間365日、即座に融資を受けられます。どちらの場合もカードの発行には審査があり、所要時間は最短で1時間程度から数日間と、金融機関によって異なります。
  •  「既にカードを持っているか?」という観点から、一般的に、カードローンより、キャッシングの方がより素早く融資を受けられるでしょう。一方で、どちらのカードも持っていない場合はカードローンの方が融資までの時間が短い可能性が高いと言えます。どちらも審査終了からカードの郵送、到着まで7~10日程度はかかるものと考えるべきですが、カードローンの場合、契約が成立すれば指定口座への振込みによる融資に対応してくれます。

カードローンとキャッシングはどちらを利用すべきか

カードローンとキャッシングの使い分け方について、具体的に検討していきましょう。

キャッシングを利用した方が良い場合

「少額の資金をどうしても今すぐ借りたい、例外的に単発で調達したい場合」は、キャッシングの方が向いていると言えます。ただし、ご利用の際は後日一括返済することを前提にするのがおすすめです。先述の通り、一般的にキャッシングは融資商品の中で高金利のためです。

カードローンを利用した方が良い場合

借入額が大きい、または利用頻度が高い方は、カードローンの方が向いていると言えます。キャッシングと同じく、金利の問題が最大の理由です。借入金の利息は、常に残高に対して発生します。高額の借入金に対して高い金利が適用されては、返済が困難になりかねません。可能な限り低利の融資を利用できるよう、細心の注意を払うべきでしょう。

カードローンの特徴・注意点

カードローンの最も便利なところは、利用限度の範囲内であれば使い道を問われることなく、いつでも何度でも借りられる点です。そうした気軽さからついつい借入額が膨らみやすく、返済も長期化しがちとなる傾向にあるため、注意が必要です。キャッシングと比べて低金利ではあるものの、融資商品全体の中では高金利に属します。使いすぎてしまった結果、住宅ローンやマイカーローンなど、他の借入れの妨げとなることもあり得ます。

キャッシングの特徴・注意点

キャッシングはクレジットカード発行時に設けられる枠を利用するため、担保や保証人、追加審査も必要のない手軽な融資です。また、海外でも利用できる点は最大のメリットでしょう。現地通貨で引き出し可能で、短期間で一括返済することで銀行や空港などで通貨交換を行うよりも手数料を安く抑えられる可能性が高いことも魅力です。

ところで、クレジットカードと言えば不正利用された場合の補償制度があることをご存知の方も多いでしょう。カード会社や警察への届け出など、必要な手続きを行った上で保険が適用されますが、カードの所有者に重大な落ち度があった場合など、補償の対象外となるケースもあります。代表的なものは、暗証番号の管理が甘かった場合です。暗証番号を入力する取引で不正利用されても損害は補償されないため、キャッシングでの不正利用は補償対象外とされています。

ご利用の前に…いくらの利息を負担するの?「%」は必ず「円」に換算して

カードローンとキャッシングの違いについて見てきました。お金を借りる際は、資金の目的別に可能な限り低金利で受けられる融資を選び、返済期間や返済額に無理が生じないよう綿密な計画を立てることが大前提です。どうしても必要な場合はできるだけ少ない金額に止め、短期間で完済するよう心がけましょう。返済計画を立てるためにも、月々返済額のうちどれぐらいの金額が利息の支払いに充てられているのかを明確に意識しておきたいものです。

ちなみに、ひと月あたりの利息額の目安は「借入金残高(円)×年率(%)÷12(ヶ月)」の式で求められます。例えば、残高50万円で金利年15%の場合、1か月分の利息は6,250円です。このとき、月々返済額が15,000円なら8,750円、月々返済額が10,000円なら3,750円が、元金の返済に回っていることになります。このように、「%」は必ず「円」に換算し、いつまで返済を続け、総額でいくらの利息を負担することになるのか、返済についての全体観を持つことが計画性の第一歩になります。

ライター:佐藤名ゝ美
顔写真:ライター:佐藤名ゝ美

肩書:ファイナンシャルコーチ

プロフィール:
一度きりの人生を豊かに送るために、お金と仲良く付き合う方法を発信。家計管理・マイホーム取得・保障設計・資産形成・金銭教育・終活…など、様々なテーマで個別相談やセミナー、執筆に携わる。2001年より、熊本日日新聞社発行の生活情報紙すぱいす(週刊)にて、マネー情報の連載を担当。現在、『“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック』『知りたい!お金の話』を連載中。

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