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夫婦別財布でも貯蓄できる?メリット・デメリットと効率的に貯める3つのコツ

執筆者:株式会社ZUU

2020年11月27日

共働き夫婦が、どのように家計を管理していくのかは悩ましいところです。夫婦別財布は貯金が貯まりにくいという話を聞くものの、共通財布にしたいと思ってもパートナーが同意しないこともあるでしょう。しかし、別財布だからといって貯蓄できないわけではありません。今回は、別財布のメリット・デメリットと、貯蓄のコツをご紹介します。

夫婦別財布の3つのメリット

別財布にした場合の主なメリットは、次の3点が考えられます。

メリット1.自分のお金を自分で管理できる

自分の担当分さえ家計に入れておけば、残ったお金は買い物するもよし、貯金するもよし、着実な運用に回すもよし……相手の同意なく自由に決めることができます。夫婦間で金銭感覚が異なる場合でもストレスを感じにくいでしょう。

メリット2.頑張った分だけご褒美が増える

仕事で頑張って成果を上げれば、基本給に加えて賞与を貰える人もいます。共通財布だと、特別なルールを作っていない限り、自分が頑張った上乗せ分は夫婦2人のお金になります。別財布であれば自分が頑張った分は自分のお金となり、モチベーションを保ちやすくなるでしょう。

メリット3.家計費の分担が明確

別財布の場合、家賃や光熱費、食費など、費目ごとに担当を決めることが多くなります。基本的に自身の担当分に対して責任を持つことになるので、家計全体よりも金額が小さくなり心理的負担が減るでしょう。

夫婦別財布の3つのデメリット

別財布にした場合の主なデメリットは、次の3点が考えられます。

デメリット1.自己管理ができないと貯金なし

お金の計画を立てたり貯金したりすることが苦手な場合、手取り額が多くても貯金がなかなかできません。パートナーも多少は貯金があるだろうと思っていたのに、実際は全く貯金がないといった場合、2人で何かをしようというときに揉める原因となります。

デメリット2.相手の貯金額次第では臨時出費も

突然壊れた家電や車、家の更新料など、臨時出費をどちらが負担するかを決めていなかった場合、その都度相談することになります。実は相手にほとんど貯金がなかったという場合、不信感につながるでしょう。

また家電や車などの場合、相手に貯金がないために希望のものを購入する同意を得られず、希望を叶えるためには自分の負担が増えることもあります。

デメリット3.不公平感がある

担当を費目ごとに決める場合、ぴったり半分ずつの負担にすることは困難です。特に光熱費などは季節によって大きく異なり、エアコンをつけるか否かで揉めることすら出てくるでしょう。最初はお互いに納得していても、長期化すると不公平さを感じて不満が高まることが考えられます。

夫婦別財布で効率的に貯金する3つのコツ

「貯まりにくい」とされている夫婦別財布でも、効率的に貯金することは可能です。ここでは3つのコツをご紹介します。

1.担当は金額で決める

費目で担当を決めると、前述のように不公平を感じる可能性があります。この不公平さをなくすために、費目ではなく金額で決めるようにしましょう。

この場合、年間必要額を把握することがポイントです。年間で必要な金額を12で割った額を半分ずつにする、または2人のお給料の比率での分担にするのもいいでしょう。ボーナスがある場合にはボーナスを含めて考えてもいいでしょう。

2.共通口座を作る

日本では共通名義の口座を作ることは一般的ではないので、夫婦どちらかの名義の口座を共通口座としましょう。定期的に共通口座に担当額を入金し、夫婦の出費は共通口座から引き落とされるようにします。そうすると残った額は自動的に共通口座に貯まっていきます。

3.貯金計画を共有する

例えば引っ越しをしたい、コロナ終息後は海外旅行をしたいなど長期的な計画にかかる出費もあります。これから一緒に叶えたい夢を共有し、実現に向けて貯金をしましょう。

新たに共通口座に貯めてもいいですが、窮屈に感じる場合には、いつ・どのタイミングで貯金をするのかは各自に任せ、定期的に2人で確認したいところです。

それぞれの夫婦に合わせた貯蓄計画を

夫婦別財布とは、「自分のお金を自分で管理すること」であって、相手に秘密にすることではありません。別財布であっても、自分のお金の使い道や貯蓄額、投資方法などをオープンに話して、お互いに協力しあっていきたいものです。

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