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カードローン返済はATMを利用できると便利!返済時の手数料等をFPが解説

執筆者:上田 健介(ファイナンシャルプランナー)

2020年10月9日

急な出費にも対応できるカードローンですが、返済方法の1つとしてATMを利用できる場合があります。今回は、ATM返済の利便性と事前に知っておきたいことについて解説します。

カードローンの返済方法にATMがあると便利な理由

まずは、ATMの種類について触れておきます。カードローン会社にとってのATMには「自社ATM」「提携ATM」があります。自社ATMとは、「カードローン会社自身が設置しているATM」です。これに対し提携ATMとは、「銀行やコンビニなどに設置されているカードローン会社以外の会社が設置しているATM」です。特にコンビニにはATMが設置されていることが当たり前になってきています。例えば、セブンイレブンに設置されているセブン銀行のATMは全国で25,215台(2020年3月現在)、ローソンに設置されているローソン銀行のATMは全国で13,501台(2019年9月現在)もあるそうです。

カードローンの返済にATMが利用できると便利である理由は以下の通りです。

①豊富なATM数
自社ATMだけであれば設置場所や台数は限られてしまいますが、提携ATMまで含めると日本全国で膨大な台数になります。自社ATMと提携ATMをどちらも利用することで、全国どこででも手軽に返済できるのです。

②営業時間
最近では24時間営業を取りやめるコンビニも少しずつ増えてきましたが、多くのコンビニでは続けられています。コンビニに設置されているATMは、ほぼ24時間365日いつでも利用できます。

③手数料
ATMの利用によるカードローン返済は、一切手数料がかからないわけではありません。カードローン会社によって「自社ATMを利用した場合は無料だが、提携ATMを利用した場合は有料」などと定められています。必ず、自分が利用している(もしくはこれから契約しようとしている)カードローン会社のウェブサイトなどで確認しておきましょう。auじぶん銀行の場合は、利用時間、利用回数にかかわらず、提携ATMを利用した返済手数料は無料です。

ATMで返済する際に注意すべきポイント

ATMを利用して返済するときに気をつけておきたいことを解説します。

①ATMの稼働時間
ATMの利便性について「ほぼ24時間365日利用できる」とご紹介しました。しかし、システムメンテンナンスなどにより利用できない時間帯が発生することもあります。「返済しようとATMに行ったが利用できなかった」ということにならないよう、事前に確認しておくと良いでしょう。さらに、ATMの設置場所(ビル内など)によっては、利用できる曜日や時間にも注意が必要です。

②硬貨の利用
日本全国に設置されているATMには、硬貨を利用できないATMもあります。借入れ金の一部を返済する際には気にならないかもしれませんが、特に一括で返済する際に端数がある場合は注意が必要です。

③最少返済金額
一括返済でないといっても、返済額はいくらでも良いというわけではなく、最少返済金額(最低返済金額)が定められています。最少返済金額を下回る返済はできません。

④返済期日(返済する日)
auじぶん銀行のカードローンでは、ATMを利用して返済する場合に「35日ごと返済」か「期日指定返済」のいずれかを選ぶことができます。それぞれ内容は次の通りです。

35日ごと返済
初回の借入れ・返済の翌日から35日後が次回の返済期日です。期間中いつでも返済でき、返済期日よりも前に返済した場合は、返済した翌日から35日後が次回の返済期日となります。なお、返済期日が土曜・日曜・祝日の場合は、翌営業日が返済期日になります。

前回の返済日の翌日から数えて35日以内であればいつでも返済できるため、自分の都合に合わせて自由に返済できます。

期日指定決済
自分が希望する日にちを毎月の返済期日として指定できます。例えば、毎月の返済期日を20日に指定した場合には、毎月6日から20日までの15日間が返済期間です。返済期間より早く返済した場合、前回返済分の追加返済扱いとなり、次回の返済期日はそのままとなります。なお、返済期日が土曜・日曜・祝日の場合は、翌営業日が返済期日になります。

自分が希望する日にちを指定できるため、計画的に返済できます

一般的なATMで返済するときの流れ

ATMを利用して返済するときの流れは次の通りです。利用するATMの種類により、手順が入れ替わる、追加が発生する、表現が異なる場合があります。あくまでも一般的な流れとしてご確認ください。

①「返済」「預入」などのボタンを押す
②ローンカード(カードローン会社により発行されているカード)を挿入する
③暗証番号を入力する
④資金の種類(紙幣のみ、紙幣と硬貨、硬貨のみ)を選択する
⑤資金を投入する
⑥投入された金額を確認する
⑦利用明細書の発行有無を選択する
⑧ローンカードと利用明細書(発行する場合のみ)を受け取る

ATMでの返済以外では口座引き落としでの返済が便利

ここまではATMを利用した返済方法について解説してきました。それでは、ATMの利用以外ではどのような返済方法があるのでしょうか。なお、以下に挙げる返済方法は、すべてのカードローン会社で利用できるとは限りません。自分が利用したい方法での返済は可能かどうか事前に確認しておきましょう。

①口座振替(自動引落とし)
「口座振替」よりも、「自動引落とし」の表現が知名度は高いかもしれません。「賃貸住宅の家賃」「クレジットカードの代金支払い」などでよく利用されている方法です。あらかじめ自身の預金口座からの支払契約を済ませておくと、以降は定められた日に支払うべき金額だけが自動的に引落としされます(支払われます)。「引落としの前日までに口座への入金を済ませておくだけで完了」という便利さが評価される点ではありますが、他にもメリットがあります。

銀行口座によっては、カードローンの利用残高によって特典の付与や優遇サービスを提供している場合もあります。せっかくカードローンを利用するのであれば、特典や優遇サービスも押さえておきましょう。

②振込み
カードローン会社から指定された銀行口座に振り込みます。金融機関のATMや窓口から振込めますが、「インターネットバンキング」は利便性が高いでしょう。振込みによる返済では振込手数料を負担する必要がありますが、インターネットバンキング口座によっては、一定の条件を満たすことで振込手数料の優遇などが設定されることもあります。上手に活用しましょう。

③店頭窓口で返済
店舗窓口があるカードローン会社もあります。店舗に行かなければいけないという点では不便ですが、返済にあたって不安なことや気になることがあれば、その場で担当者に相談できます。

返済方法まで考慮したカードローンの利用を

ATMの利用による返済を中心に、返済方法全般について解説しました。カードローンを利用(契約)するときには、借入れ可能額や借入れ利息にだけ目が行きがちです。しかし、お金を借入れた後には必ず返済が続きます。毎月確実に返済していくためには、選択できる返済方法を事前に確認しておくことが大切です。そして最後にご紹介したように、「カードローンの利用が他のメリットを受けることにつながらないか」ということもあわせてチェックしておきましょう。

ライター:上田 健介
顔写真:ライター:上田 健介

プロフィール:
行政書士(特定行政書士、申請取次行政書士、著作権相談員)/ファイナンシャルプランナー(CFP®、1級FP技能士)/家族信託専門士/家族信託コーディネーター/相続診断士/相続診断協会パートナー事務所/ゆうちょ財団 金融教育支援員/認知症サポーター。学生時代からの夢であった北海道暮らしを実現するため、2008年、兵庫県から北海道に移住。民間企業で経理業務を担当する。その後、障がいを持つ双子の育児介護のために退職を決意。約2年間、育児介護に専念。次第に障がい児とその家族を支える仕事に就きたいとの思いを抱くようになり、育児介護専念期間中、行政書士とファイナンシャルプランナーの資格を取得した。現在は、障がい児のみならず、障がい者や高齢者とその家族に対し、将来のために今準備できることを中心にアドバイスをしている。