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食卓を賑やかにする株主優待

執筆者:村松祐子(ファイナンシャルプランナー、金融・証券インストラクター)

2020年9月17日

子どもが経済に関心を持つきっかけに

会社から定期的に贈り物が届く株主優待制度。
株主優待用に、会社の製品とは関係のないクオカードなどを準備する会社もありますが、手元に応援している会社の製品が届いてこそ、株主優待生活を実感するという人は多いと思います。

特に食品関連は、優待品が並んだ食卓を家族で囲むと、子どもと経済について話をする場にもなります。
会社がどのようなものを作って私たちに提供してくれているのか、「美味しい」「便利」なだけでなく、健康志向や高級志向など、ライフスタイルの多様化に対応した商品の開発をしているかなど、話題を広げることもできます。
「競合する会社にはどんな会社がある?」「どちらが美味しいと思う?」など問いかけることにより、自分たちの暮らしを支える会社や経済に関心を示してくれるようになるかもしれません。

株主優待と配当金で安定運用を

私たち消費者にとって、毎日口に入れる食料品を扱っている会社はとても身近な存在です。
以下の会社は、自社製品の詰め合わせを株主優待として贈呈している例です。
優待品で食卓を埋めてみませんか?

  • 日本製粉(2001)
    「オーマイ」で知られるパスタや加工食品、冷凍食品のほか、健康志向にも応える幅広い製品を扱う。バイオ関連など多角的に展開。
  • 亀田製菓(2220)
    せんべいなど米菓で首位。主力の「柿の種」の他、お米の可能性を追求し「ハッピーターン」「ぽたぽた焼」など多数の米菓を揃える。
  • 日本ハム(2282)
    「桜姫®」など食肉で首位。ソーセージでは「シャウエッセン®」「彩りキッチン®」が主力。生産・加工・販売までを一貫して手掛ける。
  • ユタカフーズ(2806)
    醤油、味噌の醸造業で起業以来、様々な調味料や食品を製造。食の安全・安心にこだわり、料亭の味を賞味できる「だし取り職人」の販路を広げる。
  • カゴメ(2811)
    「野菜生活」シリーズやケチャップなど、トマト加工品の国内最大手。農事業では、野菜の産地・加工拠点の開発を通じて農業支援をしている。

食料品は、新型コロナの影響による業務向けの売上減少を、巣ごもり消費で補っている側面があります。株価の大きな値上がりを期待するというよりも、優待品を味わいながら配当金を受け取り、安定的に運用していくと良いでしょう。

<食品関連の優待品がある銘柄>

図
  • 2020年7月14日の株価を掲載しています。掲載時点では株価が乖離している場合があります
  • 権利確定月:株主優待の権利を取得する月。権利確定日に株式を保有する(株主である)必要があるため、買付の場合は、2営業日前までに取得しておかねばなりません。
  • 適合性、有用性、正確性、完全性を保証するものではなく、あくまで考え方を参考にしていただくことを目的としたもので投資勧誘を意図するものではありません。
  • 四季報オンライン(2020年7月14日)より。
  • 2020年7月時点の内容です。実際の株主優待の詳細や最新情報は、各社ホームページでご確認ください。
村松祐子
顔写真:村松祐子

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