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5万円台で買える株主優待株で分散投資

執筆者:村松祐子(ファイナンシャルプランナー、金融・証券インストラクター)

2020年8月25日

少額の優待銘柄パッケージをつくる

株式投資を始めたいけれど、どうやって銘柄を選んだらいいのかわからないという場合には、少額で買える株主優待株を選ぶことから始めてみてはいかがでしょうか?
株主優待を実施する会社への投資は、その会社の成長を期待しながら、定期的に会社の製品やサービス、その他の優待品を利用するという楽しみもあります。
ただ、1社だけに投資するのでは、その会社の経営状況が、自分の資産残高に大きく影響してしまいます。
同じ経済環境でも受ける影響が異なる会社を複数社選べば、一方が値下がりしても、他方が値上がりし、お互いの値動きを補い合うことが期待できます。
そこで、5、6万円で買える会社を5銘柄選んで、株主優待銘柄パッケージを作ってみるという方法をご紹介します。

業種分散で資産を守り、優待品で暮らし豊かに

一銘柄5万円台以下で購入できる優待制度を実施している会社は、およそ300社程度あります。その中から、例えば次のように異業種の会社を選びます。

  • 総医研ホールディングス(2385)<バイオ・医療品関連>
    抗疲労食品の販売と、化粧品が収益の柱。イミダペプチド(ドリンク)を20%優待割引で入手でき、ウイルスに負けない体力をつける効果が期待できる。
  • スタジオアタオ(3550)<衣料品・服飾品小売>
    外出時に重宝する神戸発のハンディバックが中心。ネットでも買いやすく、株主として応援すればクーポン券がもらえる。
  • N・フィールド(6077)<生活関連サービス>
    長期戦になりそうなコロナの影響から、心の病に悩む人が増えるのではという心配もあるなか、精神疾患の患者に特化した訪問看護事業を展開し、退院後も患者向けに賃貸物件への入居支援を実施。優待品はオリジナルクオカード。
  • キャリアリンク(6070)<人材紹介>
    業務の効率化やコスト削減の手法を使い、企業や官公庁向けに業務を請け負う。人材不足や労働力人口の減少が進む国内では活躍が期待できる。優待品はクオカード。
  • ヤマダ電機(9831)<家電小売>
    家電と住環境を提案。お買物優待券など充実した優待サービスが得られるため、家電購入を検討している方には魅力。
  • 2020年6月12日の株価で5万円台以下で購入可能な銘柄です。
    掲載時点の株価が乖離している場合があります。

選ぶポイントは、会社の体力(財務力)と成績(利益が出ているか)、そして自分の生活を豊かで安心な方向に向けてくれる会社かということです。

このような方法なら、少額で分散投資しながら株主優待も楽しむことができます。ぜひ自分のライフスタイルにあった組合わせを見つけてみてください。

<少額で優待銘柄に分散投資>

図
  • 2020年6月12日の株価を掲載しています。掲載時点では株価が乖離している場合があります
  • 優待権利確定月:株主優待の権利を取得する月。権利確定日の2営業日前(権利付最終売買日)の時点で、株式を保有していると優待や配当金を取得できます。
  • 売買単位は、それぞれ100株のため、最小投資金額は、株価(500円の場合)×100株=50,000円。仮に、上記の5銘柄を100株ずつ投資した場合は、約27万円で分散投資ができることになります。(2020年6月12日時点)
  • 適合性、有用性、正確性、完全性を保証するものではなく、あくまで考え方を参考にしていただくことを目的としたもので投資勧誘を意図するものではありません。
  • 四季報オンライン(2020年6月12日)より。
  • 2020年6月時点の内容です。実際の株主優待の詳細や最新情報は、各社ホームページでご確認ください。
村松祐子
顔写真:村松祐子

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