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見直される「メモ」の効用 お金が貯まるメモ術 3つのコツ

執筆者:佐々木 かや子(ファイナンシャルプランナー)

2020年8月6日

メモの効果を取り上げた著書がベストセラーになるなど、メモの効能に注目が集まっています。メモをとることは、実は貯金や節約においてもプラスになります。今回は、貯金・節約のためにメモを活用するコツを3つご紹介します。メモを上手に活用して「決めたことをやり遂げる自分」になれば、毎日の生活はちょっぴり豊かになるでしょう。

「メモの効用」とは?

「レコーディングダイエット」をご存じでしょうか。「食べたものと体重を記録(レコード)する」というシンプルなダイエット法です。「メモするだけでどうしてダイエットになるの?」と感じる人も多いでしょうが、実際にメモをするだけで、ダイエット効果が出たという人もいるようです。

何か目標を達成しようと思ったら、大切なのは「振り返り」です。振り返ることで、自然と「反省」と「改善」のサイクルが生まれます。そしてそれが「結果」につながれば達成感がわき、いい行動が習慣づけられていくのです。振り返りをするために、行動をメモしておくのです。

これはダイエットも同じです。食べたものと体重をメモし続けると、例えば「飲み会の翌日は必ず体重が上がっているな」というようなことに気づくようになります。そして、アルコールを控えるようになったり、翌日は野菜を積極的に摂ろうと心がけたりします。そうした気付きにつながる「振り返り」は、メモから生まれるのです。

その振り返り、メモが生み出す効能は、貯金や節約でも発揮されます。メモをうまく活用して貯金・節約体質になることで、お金を貯めることもできるはずです。

今日からできるお金が貯まるメモ3つのコツ

「貯金・節約を実現するためにメモを始めてみよう」という人に、始めるうえで覚えておいてほしいコツを紹介します。メモするのは小さなメモ帳でもスケジュール帳でもかまいません。また、手書きよりスマホがいいという人は、スマホのメモ帳を活用するのもいいでしょう。

  • コツ1 まず目標を書く

最初にすることは1ヵ月の目標をメモに書くことです。「食費を3万円以内におさめる」「貯金4万円」「外食は2回」などできるだけ具体的に書きましょう。

1ヵ月後に振り返りを行い、できたものには〇を、できなかったものには×をつけます。そして、習慣づいたものはメモから消していきましょう。〇をつけたとしても、まだ習慣づいていないと感じた時は、引き続き翌月の目標にも書くようにします。

心の中で念じていても、人間はつい誘惑に負けてしまうもの。実際に書くことで、目標達成の意欲が強化されます。また、メモを冷蔵庫に貼るなど、家族の目に触れるようにするのもいいでしょう。

しばらくしてメモを並べてみると、できたこと・できなかったことや、目標の移り変わりがひと目でわかります。

  • コツ2 反省点を書く

「どんな目標を立てていいか分からない」「達成できないと逆にモチベーションが下がりそう」という人もいるかもしれません。それなら、1ヵ月ごとに貯金・節約に関する反省点をメモしましょう。

1ヵ月単位ではモチベーションが持続しないという人は、1週間ごとにメモする、毎日メモするなど、自分の好きなペースで続けてかまいません。

「外食の回数が多かった。買ったけど着ていない服がある。ATMの時間外手数料を払ってしまった」など、思いつく行動をどんどん書き出しましょう。あまり正確さにこだわらず、感覚的に書くことがコツです。

反省点をメモとして残しておくと、翌月は同じ行動を繰り返すまいという意識が自然に働きます。メモを残しておき、定期的に半年分などまとめて見返すことも役立つ方法のひとつでしょう。

  • コツ3 自分への叱咤激励を書いておく

つい無駄遣いをしてしまうという人は、自分への声かけ・叱咤激励をメモしてみるとよいでしょう。

例えば、通販で衝動買いをしてしまうなら、毎日開くメモ帳に「一週間寝かせて本当に欲しかったら買おう!」「置く場所を決めてから買う!」などと書いておくのです。洋服を買いすぎる人なら、「クローゼットぱんぱんだよ?ミニマリストの部屋、憧れない?」といったメッセージもいいでしょう。お菓子の買いすぎを防ぎたいなら、「夏までに水着を着られる体型になる!」などと書いておくのもおすすめです。

自分にとってどんなメッセージ・叱咤激励が有効なのか。どんな内容だとモチベーションがわくのか考えてみましょう。ポイントは、厳しくし過ぎないこと。ちょっと遊び心を加えたものにし、自分で書いたメッセージでモチベーションが低下しないようにしましょう。

メモを上手に活用して貯金・節約できる自分に

メモをすると、振り返りの習慣が自然と身につきます。また、書くことで目標を達成しようという意識も強化されます。さらに、〇や×で結果を評価することで、モチベーションが高まります。メモを上手に活用すれば、貯金・節約の目標もきっと達成できるでしょう。

目標は立てたものの、実現できずに自己嫌悪に陥った経験は誰にもあるでしょう。でも、「そんな自分から脱却したい」と心のどこかでは思っているのではないでしょうか。やりたいことを実現し、欲しいものを手に入れるためにメモの力を借りるのです。「これまで実現できなかった自分」を脱却することで、お金を貯められるようになっていきましょう。