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「セール」「限定」に弱い人必見!お金と心を上手にコントロールする方法

執筆者:冨士野喜子(ファイナンシャルプランナー)

2019年2月14日

クリスマス、忘年会、年末セールが終わったと思ったら、お年玉に初売りとお財布のひもがゆるみがちな年末年始。楽しみのためにお金を使うことは悪いことではありませんが、「買い物の衝動を止められない」「買った後に後悔する」という人は注意が必要です。賢い買い物をするために知っておきたい、お金と心のコントロール方法についてお伝えいたします。

買い物依存症かも?

「ストレスがたまると、とにかく何か買いたくなる」「買い物をすると、気分がすっきりする」「でもその後に罪悪感に襲われる」……。こんな経験はないでしょうか。覚えがある人は「買い物依存症」の可能性があります。

「買い物依存症」という正式な診断名はありませんが、買い物依存症の人を専門に診てくれるクリニックもあるほど、一般的なものになっています。厚生労働省によると「依存症」とは「特定の何かに心を奪われ『やめたくても、やめられない状態』になること」だそうです。不安や緊張を和らげたり、嫌なことを忘れたりするために特定の行為を繰り返すと、脳の回路が変化して、自分では止められない状態になってしまうそうです。

依存症には、ギャンブル依存症やアルコール依存症などがありますが、買い物の場合ですと、買い物をすることで「ストレスが発散された」「嫌なことを忘れられた」そんな快感や喜びを脳が認識すると、その快感や喜びを求める回路が脳にできあがります。

その行動が習慣化されると、快楽や喜びを感じる機能が低下してくるので、より行動がエスカレートしてしまいます。クレジットカードを多用することで負債を抱えたり、家族に嘘をついたりすることで、今までの生活や人間関係に支障をきたしてしまうこともあります。

なぜ人は買ってしまうのか?

依存症とまではいかなくても「買うつもりじゃなかったのに、買ってしまった」「家に同じようなものがあって、後悔した」という経験は誰にでもあるでしょう。賢くお金を扱うためには、お金だけではなく自分の心も上手にコントロールする必要があります。

例えば、セールでついつい買いすぎてしまうケース。「いつもより安い」「期間限定」というお得感や希少性から、「このチャンスを逃してはいけない」という損失回避の心理がはたらきます。セールに限らず、「5,000円以上で送料無料」「2,000円以上で○○プレゼント」という場合も、特典が受けられる金額に到達するまで買い物してしまうケースが考えられます。

「得をしたい」「損をしたくない」--。そんな心理が判断を狂わせてしまうことを心に留めておきましょう。

あなたも買い物依存症?危険度チェックリスト

以下の項目に思い当たるフシはありませんか?

  • 自分の買ったものを隠したり、値段を偽ったりする
  • 自分のライフスタイルに合わないものを買ってしまう
  • 自分の買い方・買い物に自信が持てない
  • お金の心配をしながら、ついつい買ってしまう
  • 買い物をしている時、気持ちの高揚を感じる

もし、当てはまる項目があるなら、要注意。「買い物上手」になるために、ちょっとした工夫が必要です。

例えば、「ストレスが溜まっている時には買い物に出かけない」「買うものを事前にリスト化しておく」「買い物に出かける前に、家にあるものを確認しておき、同じようなものは買わない」などです。

お金を上手にコントロールするには、自分の性格や買い物の傾向・クセを知っておくことも大切です。売る企業側は消費者の心理を見透かして、購買意欲をかき立てる戦略で挑んできます。それに惑わされることなく、お金を使って幸せになるための消費行動をとっていきたいですね。