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2019年「亥年」はどんな年になる? 過去の亥年も振り返る

執筆者:三原由紀(ファイナンシャルプランナー)

2018年12月28日

2018年は米国中間選挙、日経平均株価がバブル後最高値を更新など経済に関わるニュースもいろいろありました。2019年はどんな年になるのでしょうか。2019年の干支は「亥」ですので、過去の「亥年」に起きたことを振り返り、2019年「亥年」を見通してみたいと思います。

過去の「亥年」ニクソン・ショック、阪神淡路大震災…

1959(昭和34)年は、戦後の復興で国民の暮らしが豊かになり始めた時期でした。国民所得倍増計画が打ち出された高度経済成長前半期の好景気は1958年6月から始まりました。いわゆる「岩戸景気」です。戦後の復興シンボルである東京タワーの完成は、1958年12月23日です。ちょうど映画「ALWAYS 三丁目の夕日」のように、暮らしが豊かになる勢いが世の中にあふれていました。

1971(昭和46)年は、為替が固定相場から変動相場へ移行するきっかけとなる事件が起こりました。ニクソン・ショックと言われる、金とドルとの固定比率での交換停止の発表による世界経済の枠組の大きな変化です。ドル・ショックとも呼ばれ、日本も戦後最大の国際通貨危機に巻き込まれましたが、景気回復への転換の年にもなりました。

1983(昭和57)年は、世界経済が第2次石油危機以降の長い停滞期を脱し回復が見られましたが、日本においても回復始動の年となりました。東京ディズニーランドが開園、任天堂の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」が発売されました。

1995(平成7)年は、急激な円高で一時1ドル80円割れを記録、阪神淡路大震災といった災害も起こりましたが、金融緩和などの経済対策が行われたことによって景気が回復へ向かいました。また、社会を震撼させた地下鉄サリン事件が起きたのもこの年です。

前回の亥年2007(平成19)年は記憶に新しいかもしれません。100年に一度の世界金融危機と言われた2008年のリーマン・ショックの引き金となったのが、前年(2007年)にアメリカのサブプライムローン問題が表面化したことです。世界経済への不安が高まり、株価の下落や原油価格の高騰もありました。日本では身近な食品から政界、スポーツ選手にまで、次々と「偽」が発覚して、何を信じたら良いのか分からなくなった1年ということで、世相漢字に「偽」が選ばれました。

2019年の「亥年」はどうなる?

過去の亥年には大きな事件が起こり転換の年となったようですが、2019年はどんな年になるのでしょうか。

2019年の日本の最大イベントは、5月1日から新元号となることでしょう。元号は2019年4月1日ごろの公表を想定して準備が進んでいるそうです。ちょうどゴールデンウイークの時期にあたることから、政府は10連休とする閣議決定をしました。その直前の4月には、統一地方選挙も行われる予定です。

また10月には、消費税率が8%から10%へ引き上げられることになっています。飲食料品の一部は税率が据え置かれる軽減税率が適用されることになっていますが、店内で食べる場合と持ち帰る場合とで税率が異なることから混乱を招くとの指摘もあります。

9月には、ラグビーワールドカップが日本で開催されます。翌2020年の東京オリンピック・パラリンピックで注目されていることもあり、海外から観戦に訪れる外国人客が増えるでしょう。

海外に目を移すと、3月には英国がEUを離脱することになっています。とはいえ不安材料も多く、2018年11月時点では準備は順調に進んでいないようです。

「亥」はイノシシではなくブタ?

日本の干支は中国が起源とされています。実は中国では亥(イノシシ)ではなく、猪(ブタ)なのはご存じでしょうか。中国では猪(ブタ)は金運の縁起物とされていることから、経済も上向きになると期待したいものです。

他にも、相場や商売の格言に「戌亥の借金、辰巳で返せ」があります。これは戌亥の年は底値になり辰巳の年に天井になりやすい傾向がある、また商売では戌亥の年に借金をして辰巳の年で繁盛しているときに返済すべきであることを意味しています。

このように亥年は古今東西、経済の動きを良い方向へ転換する出来事が起こる傾向があるようです。実際にどのような年になるのか、楽しみですね。