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2019年「お年玉」事情 お金を管理する習慣につなげよう

執筆者:冨士野喜子(ファイナンシャルプランナー)

2018年12月26日

年始の恒例である「お年玉」は、子供にとっては楽しみばかりでしょうが、親にとっては「いくら渡せばいいのか」「どうやって管理させればいいのか」と悩みが多い行事です。親が預かって銀行に預けるのも一つの方法ですが、子どもが大きなお金を手にする機会だけに、お金について考えるキッカケにしたいところ。子どもの成長に合わせて、お金を自己管理できるようになるためのルール作りや管理方法について考えてみましょう。

お年玉、どれくらいもらっている?

お年玉の総額は、小学生の低学年が「1万円くらい」、中学年・高学年では「1万~2万円未満」、中学生・高校生では「1万~5万円未満」が最も多くなっています(金融広報中央委員会「子どもとくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度」による)。もらう相手は、「祖父母」が最も多く、次いで「親戚」「親」となっています。

筆者が想定するに、1人当たりに渡す金額は、小学生低学年なら1,000~3,000円、小学生中学年・高学年なら3,000~5,000円、中学生で5,000円、高校生以上は5,000~1万円が一般的ではないでしょうか。

お年玉の意味・由来を伝えてみる

子どもがお年玉をもらった時にまず親がしたいことは、お年玉の意味を伝えることです。お年玉の由来は諸説ありますが、もともとは「御歳魂(おとしだま)」であり、お金ではなく「お餅」だったとされています。お正月には、門松や鏡餅などを歳神様にお供えする風習があります。歳神様をお迎えするために供えたお餅には、歳神様が宿ると考えられており、新年に家長が分けて食べることで、歳神様の魂を分けてもらい、恵みや幸福を授かることができると考えられていました。

お年玉をもらうということは、1年を幸せに過ごすための魂(力)を受け取るということで、それが今はお金に代わっています。こうした由来を伝えることで「大切に使おう」という気持ちが芽生えてくるでしょう。

お小遣い帳で管理させる

子どもにお金を渡す時は、お金の記録(お小遣い帳)を付けることを約束しておきましょう。お金を使った日、金額、買った物、月ごとの合計支出額、残高が書けていれば合格です。手書きのものでいいですし、タブレットやスマホを持っているなら家計簿アプリも便利です。親子それぞれが登録し、子どもが記入して親が閲覧・評価ができるアプリもあるようです。

お金の使い方や管理方法にも個性が出ます。すぐに使ってしまって後々お金が足りなくて困る子ども、ほとんどお金を使わず貯め続ける子ども……。お金に関する失敗をしても、子どものうちなら傷は浅くて済みます。お金の大切さを身をもって知るには、子どもに「任せる」ことも大切です。

お金の管理力は、一朝一夕に身につくものではありません。子どもの理解度に合わせて、将来経済的な自立ができるよう、お年玉をきっかけにお金について子どもと一緒に考えていきましょう。