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プリペイドカードとは?デビット、クレジットとの違いを比較してみた。

執筆者:三原由紀(ファイナンシャルプランナー)

2018年6月7日

現金を用いずにカードで支払う場合、クレジットカードや電子マネーを思い浮かべる方が多いことでしょう。では、デビットカードやプリペイドカードについてはいかがでしょうか。最近CMなどでよく耳にするものの、それぞれの違いを聞かれると答えに困るかもしれません。今回は、国際ブランドクレジットカードの決済システムを利用した「ブランドプリペイドカード」に焦点を当て、その他決済方法と比較し、活用のコツを紹介します。

ブランドプリペイドカードって何?

プリペイドとは英語の「Prepaid」のことで、「前払い」の意味です。自分が前払いした、すなわち事前にチャージした分だけを支払いに利用することができるのがプリペイドカードです。

今までのプリペイドカードと言えば、図書カードなど特定のサービスや店舗でのみ利用できるものでしたが、ブランドプリペイドカードは利用可能な場面が幅広いことが最大の特徴です。株式会社インフキュリオンによる「2017年版 決済動向調査」によると、2015年〜2017年の3年間において決済手段1位のクレジットカードは利用状況がほぼ横ばいだったのに対し、ブランドプリペイドカードの伸び率は2.1倍となっています。クレジットカードに比べれば、まだまだ利用者は少ないものの、これから確実に増加していくと言えるでしょう。

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  • 株式会社インフキュリオン/2017年版 決済動向調査より

ブランドプリペイドカードはその他決済方法と何が違うの?

では、ブランドプリペイドカード、デビットカード、クレジットカードの違いについて詳しくみていきましょう。

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1.前払いや即時払い、後払いなど払い方が異なる

まず、ブランドプリペイドカードは前払い、デビットカードは即時払い、クレジットカードは後払いと、それぞれ払い方が異なります。買い物するシーンで考えると、プリペイドカードは自分専用の貯金箱を持ち歩くイメージです。デビットカードは自分の銀行口座から買い物と同時に代金が即時で引き落としされ、クレジットカードは、買い物をしたときにクレジットカード会社が一時的に代金を立て替えて、後日契約に基づいて自分の銀行口座から代金が引き落とされます。

2.申し込みはカード発行元での手続きが必要

ブランドプリペイドカードの発行元は、通信系やサービス業・金融系の企業などです。事前にインターネットやスマホからカード発行会社のサイト、あるいはアプリで利用登録をします。基本的に審査がないので時間や手間がかかりません。デビットカードは、銀行の預金口座利用が前提となります。他方、クレジットカードはカード発行会社に申し込みます。その際、口座振替登録やカード発行についての審査が必要なため、発行までに数週間かかることが多いです。

3.利用可能額はカード発行会社によりさまざま

ブランドプリペイドカードの利用可能額は、5万円や10万円、100万円などカード発行会社ごとに異なり、1日の利用制限を自分で設定できるカードもあります。カードへのチャージはコンビニ・クレジットカード・銀行口座などで可能です。一方、デビットカードは普通預金口座残高までが上限とシンプルです。クレジットカードは、各種審査項目により利用限度額が変動する仕組みです。

4.購入時の支払い方法に違いはあるの?

ブランドプリペイドカードはカードの国際ブランドが提携している店舗やサービスなどで利用可能ですが、支払い方法は一括のみで、ほとんどの場合、月々の固定費用のような継続課金には対応していません。デビットカードはブランドプリペイドカードと基本的に同じですが、継続課金に対応可能なカードもあります。分割払いやリボ払いなど、支払い方法が選べるのはクレジットカードのみです。

ブランドプリペイドカードを活用するコツは?

「クレジットカードだと使いすぎが心配」という方にはブランドプリペイドカードがおすすめです。クレジットカードとほぼ同等の利便性なのにチャージした範囲内で使えたり、利用明細をインターネットで確認できるので、家計管理はもちろんのこと、子どものお小遣い管理などにも役立ちます。それぞれのカードの特性を理解して、上手に使い分けたいですね。