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ギネスブックにも登録されている史上最も高額な紙幣とは?

執筆者:伊藤亮太(ファイナンシャルプランナー)

2018年3月23日

日本で最も高額な紙幣といえば1万円札であることは、日本人であれば誰でも知っていることですが、世界の場合はどうでしょう?史上最も高額な紙幣はいつどの国で発行されたものか、あなたは答えられますか?兆や京をはるかに超える、とんでもない紙幣が発行されることになった原因とは?

史上最大の高額紙幣は?

世界の歴史を振り返ると、さまざまな国でケタハズレな紙幣が発行されていますが、その中で最も高額な紙幣は、1946年にハンガリーで発行された1垓(がい)ペンゲー紙幣です。これは10の20乗、つまり0が20個も並ぶことになります。さらに、10垓ペンゲー紙幣も印刷されましたが、発行には至りませんでした。これは、ギネスブックにも登録されている史上最も高額な紙幣です。

なぜそのようなことが起きたのか?

さて、なぜハンガリーでこのような紙幣が発行されるようになったのでしょうか。これは時代背景を探ることで理解できます。超高額紙幣が発行されたのは、第二次世界大戦後すぐのこと。当時は日本でもインフレが進んでいましたが、ハンガリーではより激しいハイパーインフレーションが起こってしまったのです。

これは戦後復興による財政出動にあてるため、政府が大量に通貨を発行したことがそもそもの原因です。通貨が大量に発行されると「お金が増えるのは良いことなのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、そうではありません。大量のお金が発行されれば、それによりモノの値段も上がります。つまり、お金があっても、たくさんのモノが買えるようになるわけではないのです。

ハイパーインフレは現代にも起こり得るもの

実は2000年以降も、ハイパーインフレーションによって超高額紙幣が発行されたケースがあります。それはジンバブエにおける100兆ジンバブエドルです。経済崩壊により、ほとんど価値を失ってしまい、最終的には廃止に追い込まれる結果となりました。

本来は各国の中央銀行が物価の監視を行い、ハイパーインフレーションのような異常事態にならないように発行する紙幣の量をコントロールしています。しかしこれがうまく機能しない場合、今後、どの国・地域においてもハイパーインフレーションを引き起こす可能性が全くないとは言い切れないのです。

さいごに

いかがでしたでしょうか。世界の歴史を紐解くと、今では考えられない驚きの出来事がたくさん起こっていましたね。今後の日本も、決して例外ではありません。

今まではあまり興味がなかった人も、これからは世界のお金や経済の動きに目を向けてみませんか。