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社会人のための貯蓄学。新年度に考えておきたいお金のこと。

執筆者:たつみともこ(ファイナンシャルプランナー)

2018年2月28日

もうすぐ新年度が始まります。学校を卒業して就職する人は、新入社員として社会人の第一歩を踏み出すことになります。また、新年度から転勤、転職により新天地での新生活が始まる人もいるでしょう。

変化に大小はあっても、4月は社会人にとっての大きな節目です。ここでは、社会人として自分のライフプランを見据えた貯蓄について、改めて考えてみましょう。

新社会人の貯蓄にはコツがある

厚生労働省が発表した「平成29年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」によると、2017年の大卒平均初任給は、20万6,100円(前年比1.3%)となっており、ここ数年増え続けています。その使い道はというと、さまざまな調査会社のアンケートで上位に「貯蓄」があがるなど、新社会人の貯蓄意識はとても高いことがわかっています。

社会人になると、毎月の給与、さらにはボーナスを支給される人もいることでしょう。学生時代とは違い、収入も多くなりますが、それと同時に出費も多くなります。そこでは一人の自立した大人として、お金の使い方にも責任を持つことが大切になります。

たとえば、「安易にクレジットでの支払いやボーナス払いを利用しない」「ローンを組むときは返済額を考える」など、安易な借り入れに頼らないお金のやりくりが必要です。そしてそのためには、「収入-貯蓄=支出」という基本の方程式を守り、支出額の範囲を守ることで、貯蓄体質になっていくことが重要になります。

貯蓄体質に自分を変えていくには、具体的には家計簿をつけてみましょう。最近ではレシートを読み取ってくれるなど、便利な家計簿アプリもあるので、それらを利用してもいいでしょう。家計簿をつけることで、自分のお金の使い方の傾向と対策が見えてくるため、お金を意識して使えるようになります。

また、できるだけ早く、給与天引きや口座引き落としなどを使い、積立などの貯蓄をはじめましょう。金額はできる金額からで構いません。「継続は力なり」といいますから、まずは増やしていくこと、続けることを目標にしてOKです。現在は、ネット銀行やインターネットバンキングもあり、時間を選ばず、自宅で口座を確認して貯蓄を検討することができます。

お金の使い方に慣れてきた社会人も新年度は家計の見直しを

新年度はどの年代の社会人も心機一転、新しい気持ちになれる季節です。新生活になり、新しい人間関係も生まれてきます。それに伴い、新入社員や異動される人の歓送迎会、花見、懇親会など、お付き合いの出費がかさむことも考えられます。そのため新年度は、赤字にならないためにも、今までの家計を見直していく絶好のタイミングです。

家計の見直しをする際、「外食を減らそう」「買い物を控えよう」など、変動費を節約する場合が多いのですが、変動費の節約は結局、「がまん」になるため一時的な節約に終わることが大半です。

それに比べ、住居費や保険料などの固定費は一度見直しをすると、長期間の効果が見込まれます。住宅ローンがある人は、繰り上げ返済を検討、または、金利を確認して借り換えなどが可能かどうかを確認してみましょう。賃貸の人は相場と比べて家賃が高い場合、家賃の交渉が可能か、高すぎる場合は引っ越しも視野に入れ考えてみしょう。

貯蓄はメリハリをつける

新社会人になったと同時に「貯蓄」をはじめようとしている人、あるいははじめたという人は多いでしょう。しかし、社会人生活も慣れ、多忙になり、欲しいものが増えていく中で、なかなか貯蓄をすることができなくなることがあります。

そうならないためにも、貯蓄はただ単に貯めていくのではなく、たとえば旅行のためや車購入のためなど、何のための貯蓄なのか目的を決めることが必要です。さらに子どもの教育費や老後のための資金など、長期にわたるものにも使い道をはっきりさせ、お金に目的を持たせましょう。

そうすることで、使うお金、貯めていくお金のメリハリがつき、さらには貯蓄を着実に積み重ねていけるでしょう。