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「一富士二鷹三茄子」には続きがあった!初夢を引き寄せる方法とは?

執筆者:福島佳奈美(ファイナンシャルプランナー)

2017年12月26日

2017年は、日経平均株価が21年ぶりに22,000円を突破するなど、景気の良いニュースがありました。さて、2018年はどうなるのでしょうか。

だれしも年明けから好スタートを切りたいと思っていますが、その利運を占うものとして初夢があります。「一富士二鷹三茄子」はあまりにも有名ですが、実はその続きがあったのです。

初夢は元日に見る夢じゃなかった

そもそも、初夢とはいつ見る夢なのでしょうか?広辞苑によると、「正月元日に見る夢。また正月二日に見る夢」とありますが、もともとは大晦日に見る夢のことだったようです。ところが大晦日に除夜の鐘を聴いたり、初詣に行ったりするようになってあまり寝なくなったことから、江戸中期あたりから元日に見る夢が「初夢」になったと一説には言われています。

ちなみに、初夢という言葉が文献に登場するのは、平安時代末期から鎌倉時代にかけての西行法師の歌集、「山家(さんか)集」が最初だと言われています。西行法師は、諸国を旅しながら歌を詠んだ僧侶で、山家集では『年くれぬ 春は来べしとは思ひ寝に まさしく見えてかなふ初夢』と詠んでいます。このころの新年は旧暦だったので立春がお正月でした。初夢も節分に見る夢だったということになります。

一富士二鷹三茄子の理由とは?

初夢で縁起がいいと言われているのが「一富士二鷹三茄子」ですが、その理由をご存じでしょうか?富士や鷹は、日本一だったり空高く飛んだりして、縁起がいいと言われればなんとなく納得できますが、茄子がなぜ三番目にくるほどの縁起ものなのかを疑問に思う人は多いようです。

これには諸説あるようで、一説には、富士は「無事」を、鷹と茄子は「高きを為す」の語呂合わせだとも言われています。また茄子は、実が良くなるので子孫繁栄を表していて縁起がいいと言う説もあります。

ところで、茄子の次にも実は初夢ランキングは続いていて、四が「扇」、五が「煙草」、六が「座頭」だと言われています。扇は「末広がり」、煙草は煙がフワッと登っていくので「運気上昇」、座頭は剃髪した琵琶法師を表し、「怪我無い」ことから縁起がいいとされているようです。

初夢を引き寄せる方法

このような「縁起もの」が初夢に出てきてくれたら、その年は期待できそうですが、縁起のいい夢を見たいと思ってもなかなか見られるものではありません。そこで、いい夢を見るために昔から言われているのが、枕の下に宝船の絵を敷いて寝るというおまじないです。

宝船の絵には、米俵や千両箱、扇子、七福神など縁起の良いものが描かれていて、本来は『なかきよのとおのねふりのみなめさめ なみのりふねのおとのよきかな(長き夜の遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船の音の良きかな)』という回文(かいぶん。下から読んでも同じ文句)も記されていたそうです。

また、もし悪い夢を見てしまったら宝船の絵を翌朝、川に流せば悪夢も流れて大丈夫という風習もあったほか、悪い夢を食べてくれる「獏(バク)」と書かれた紙を敷いて寝るという習わしもあったそうです。

調べてみると、初夢にもいろいろ意味があり、吉凶を占うほかにそれをイベントとして楽しんでいた昔の人の姿が浮かんできます。宝船の絵は、神社などでお正月に授与しているところもあるようです。現代の私たちも、新年からお金に好かれる年にするために、宝船のおまじないを利用して運を引き寄せてみてもいいでしょう。