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世界最古の銀行を知ってる?

執筆者:株式会社ZUU

2017年10月20日

日々の入出金や振込を始め、銀行は私たちの生活において、とても身近な存在です。そんな銀行が世界で初めて誕生したのはいつだったのでしょうか?銀行のルーツを紐解いてみましょう。

世界最古の銀行「モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行」

世界最古の銀行はイタリアのモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行(Banca Monte dei Paschi di Siena、MPS)だと言われています。同社は1472年にシエナ市で誕生しました。創立以来、成長を繰り返しながら、イタリアの人々の生活を支えています。本店はサリンベーニ広場の一番奥にあります。広場の中でも一番古い建物だとされ、歴史的建築物としても知られています。

現存している銀行の中でも最も古いモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行は、約500年の歴史を持つ銀行です。ところで、銀行のルーツはどのようなものなのでしょうか。

銀行のルーツに迫る!

銀行のルーツは紀元前3000年のバビロニア古代王朝時代まで遡ります。古代エジプトでは、穀物がお金の役割をしていたと言われています。そのため、神殿で穀物や家畜の貸出をしたり、人々の財産を預かったりしていました。

銀行が現在の姿に発展してきたのは中世イタリアです。イタリアで“banco”という商人の取引台に由来して、現在の“Bank”と言う言葉が生まれました。

当時、香辛料や絹をはじめとした貿易が盛んに行われていました。遠隔地とのやり取りを円滑に行う上で為替手形ができ、それがさらに貿易の活性化に繋がり、ヨーロッパでは商人兼銀行家の活躍が見られるようになったのです。また、商人から銀行家に転職する人が出てくるようになったのはこの頃です。

18世紀から19世紀に起きた産業革命では、個人も力をつけるようになったと言われています。銀行は、その個人たちに対してもサービスを提供する必要が出てきました。

当時のヨーロッパは財政赤字で、銀行はお金の管理を任されており、資金調達から戦争のための送金にいたるまで、さまざまな業務を行っていました。それに加えて、個人へのサービスの提供も加わり、銀行の業務は大きく広がりを見せたといえるでしょう。今ある銀行のあり方は、ヨーロッパの歴史とリンクしている部分が多いということが分かります。

日本の銀行のルーツとは?

日本の銀行といえば、江戸時代の両替商がルーツだと言われています。時代劇などで、両替商が出てくる場面を見ることもあるでしょう。しかし、お金を貸すというルーツを遡ると、奈良時代の出挙に始まります。その時は春に種籾を貸出、秋の収穫時に稲を回収するという流れをとっていました。当時は神様へのお礼の意味もあったのかもしれませんが、貸出・回収の意味では奈良時代がルーツだと言えそうです。

その後、平安時代の終わり頃に借上が登場し、鎌倉時代には寺や神社の中から土倉と呼ばれる人たちがお金の貸し借りや為替業を行っていたそうです。ちなみに、当時の為替取引というのは、大都市(鎌倉や京都など)で御家人たちがお米などを受け取る方法として使われ、現金の代わりに今でいう手形や小切手のようなものを使用して決済が行われていたことを指します。

日本では、明治政府が推進した殖産興業政策により、企業を作ろうとする動きが高まり、1878年に153行の銀行が誕生しました。加えて、1885年には日本銀行の兌換銀行券が発行され、国の通貨の統一が図られます。それから、今日の日本の銀行のあり方に徐々にその形を変えてきたと言われています。

銀行のルーツを紐解くと、時代の変化と共に、人々の生活に合わせてかたちを変えてきたことが分かりました。今日、FinTechの台頭をはじめ、金融業界にも大きな変化が見られるようになっています。今後の新しいサービスや機能の発展に期待したいですね。