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あなたはいくつ知っている?お金(硬貨・紙幣)の豆知識

執筆者:株式会社ZUU

2017年6月26日

近年、1円玉の製造枚数が減少傾向にあるのをご存じですか?その要因のひとつとして、電子マネーやプリペイドカード、クレジットカードでの支払いが増えていることが挙げられています。

今後はフィンテックの普及などにより、日常生活で現金を使う機会は更に減っていくかもしれません。しかし、普段何気なく使っている硬貨や紙幣には、現在に至るまでの歴史や意味があるのです。今回は、お金にまつわる豆知識をまとめてみました。

1円玉の製造枚数は激減

造幣局のデータによると、1円玉は消費税が8%に引き上げられた2014年とその翌年に合わせて約2億枚作られましたが、初めて消費税が導入された1989年からの3年間に、毎年20億枚以上作られていたのに比べるとごくわずかです。つまり、消費税の導入が電子マネーやカードの利用を促したとも言えるのではないしょうか。

ところで、5円玉と50円玉になぜ穴が空いているのか、また、硬貨の表裏などについて、考えたことがあるでしょうか。穴空き硬貨について、日本銀行は「他の硬貨との識別を容易にするため」「偽造防止の意味もある」と説明しています。他にも500円玉100円玉、50円玉にギザギザがあるなど、日本の硬貨は触っただけで区別できるようになっているのです。また硬貨の裏表に関しては、「柄がついている方が表」「年号が書いてある方が裏」としています。

稀少な500円硬貨も

500円玉に新旧2種類あるのはご存じでしょうか。1982年に初めて発行された旧500円玉は、その材質や大きさで酷似する韓国の500ウォン硬貨(当時50円相当)が日本で変造硬貨として使われたため、2000年から現在の500円玉に切り替わりました。新硬貨の特徴は、材料に亜鉛が加わったほか、側面には世界でも珍しい斜めのギザギザが入っている、見える角度によって数字が見え隠れする、微細点加工による偽造防止対策など、様々な工夫が施されています。

そして500円玉といえば、稀少な硬貨があります。昭和天皇の崩御でわずか1週間しかなかった1989年に発行されたのは前年の約10分の1の約1,604万枚で、それよりさらに少ないのは1987年発行の約278万枚です。もし500円玉が手元にあったら、確かめてみてはいかがでしょう。

また、1964年の東京オリンピックの記念硬貨である1,000円銀貨も発行枚数が約1,500万枚と少なく、プレミアムがついています。最近はコインや切手のコレクターが少なくなったため、ブーム時に比べ相場はかなり下がっていますが、これらの稀少硬貨はコインショップやオークションなどで少し高めに売れる可能性があります。

100円も500円もお札だった?

紙幣(お札)についても少しお話ししましょう。正式には「日本銀行券」と呼びます。一昔前は100円と500円の紙幣もありました。100円札は1974年に発行停止になりましたが、肖像は幕末の土佐藩士、板垣退助です。明治時代に政治家として自由民権運動に身を投じ、「板垣死すとも自由は死せず」の言葉で有名です。1994年に発行が停止された500円札は、肖像が岩倉具視で、西郷隆盛などと並ぶ明治維新の十傑の1人とされています。

2,000円札は今や珍しい紙幣

珍しいものと言えば、2,000円札もあります。現在は製造されていないのであまり見かけませんが、2016年末で1,967億円、つまり1億枚弱が流通しています。1,000円札の約42億枚、1万円札の約95億枚と比べかなり少なく、現在日本で有効な貨幣で唯一、額面に「2」がつくものです。もう一つ珍しいのは、他の紙幣と違い人物でなく沖縄の守礼門がデザインされていることです。2000年の沖縄G8サミットの開催日7月21日の2日前に発行されました。

日本の偽造防止技術

日本の貨幣偽造防止は世界トップクラスと言われています。「さわる」「すかす」「傾ける」「ルーペや顕微鏡で確認する」などの偽造されたお金かどうかを確認する方法以外にも、数々の行動技術が盛り込まれています。

また、紙幣にはそれぞれアルファベットの26文字のうち、IとOを除いた24文字の記号と数字からなる番号がついています。これを記番号と言いますが、組み合わせは先頭にアルファベット1文字ないし2文字、数字6文字、末尾にアルファベット1文字です。記番号はA号券からスタートし、2004年11月から発行されている最も新しいE号券は1,000円、5,000円、1万円の3種で、E1,000円券などと呼びます。

このように、お金にまつわる話はいろいろあります。今後、現金を使う機会は減るかも知れませんが、お金が動いていることに変わりはありません。これを機会に、自分のお金の使い方について、一度じっくり考えてみるのもいいかもしれません。