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女性FPが実体験から語る住宅購入をして良かったこと

執筆者:小野みゆき(ファイナンシャルプランナー) by マネーゴーランド

2017年6月22日

住宅購入か賃貸か。どちらがいいのか、多くの方が悩みますね。もちろん、それぞれにメリットとデメリットがあるのだから悩んで当たり前です。

でも、悩んでいるということは「家が欲しい」という気持ちがあって、しかもローンを返せる安定収入があるということだと考えられます。それなら、住宅は買ったほうがいいと考えてよいのではないでしょうか。

今回は、既に住宅購入経験のある筆者が、実際に購入し良かったと感じた点をお話しします。

住宅購入して良かった点①:周囲とのコミュニケーションが楽しい

筆者は、結婚当初は賃貸マンションに住んでいました。隣の人の顔は全くわからず、まわりの住人と話す機会もほとんどなく、少し寂しい記憶しかありません。

しかし一戸建に引っ越してからは、隣近所の方とあいさつを交わし、行事に誘われ参加しているうちに、どんどん交流の輪が広がっていきました。
あまり人と話をするのが好きでない人にとっては、デメリットに感じるかもしれませんが、筆者は暮らし全体が楽しくなり、気持ちもずいぶん明るくなったのです。住宅を所有するということは、人との交流の場が設けられるということですよね。

住宅購入して良かった点②:ローン返済をきっかけに仕事に前向きになれる

筆者が自宅を買ったのはバブルの頃で、不動産はまだまだ値上がりすると誰もが信じて疑わなかった時代。気の遠くなるようなローンの返済を考え、また、近い将来の子どもの教育費も視野に入れて、筆者も正社員で働くことを決意しました。それがきっかけで仕事の楽しさを覚え、お金を稼ぐことよりスキルを磨くことが目的になり、今に繋がっています。

ただ、ローン完済までは長期間となり、住宅の維持費用も考慮しないといけません。働くことを前向きに考えられること、健康に支障がないことが大前提です。

住宅購入して良かった点③:終の棲家があるという安心感

住宅購入をしてしまえば、何か大きな理由がない限り引っ越しは検討しません。筆者は小学校のときに引っ越しをしてさみしい経験をしているため、自分の子どもには幼なじみと長く一緒にいさせてあげたいという思いがあります。

また「自分の家がある」「いざとなれば売れる財産がある」というのは、何より安心感があります。そのためには、資産価値を重視して物件を決めること。「もしも売る・貸すとしたら、すぐに相手がみつかるか?」という視点を大切にします。資産価値のない不動産は負の遺産となってしまいます。

住宅購入でも賃貸でも、物件探しはお見合いと一緒。一つとして同じ相手はいません。いろんな家に出合えば出合うほど、目が肥えてきます。あなたにとってのベストパートナーをぜひ見つけてください。

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