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人生でお金が必要になるタイミングとその金額

執筆者:伊藤亮太(ファイナンシャルプランナー)

2017年5月25日

生きていくうえでまとまったお金が必要となるのはいつか?と聞かれた場合、皆さんはすぐに答えることができますか。また、いくらぐらい必要か具体的に想像することができるでしょうか。あらかじめ把握できていれば、いざという時に慌てずに対応できることでしょう。ここでは人生でお金が必要になるタイミングとその金額(冠婚葬祭・学費)についてご紹介させていただきます。

冠婚葬祭費用っていくら必要?

社会人生活が長くなればなるほど、冠婚葬祭を経験する機会は多くなることでしょう。友人や同僚の結婚式に招待されるといったことは喜ばしいことです。招待された場合、ご祝儀の一般的な相場は3~5万円といったところでしょう。兄弟姉妹の場合には年代にもよりますが、5~10万円が相場といえます。このように、誰の結婚式かによりご祝儀は異なります。もちろんですが、新札を入れるのが礼儀といえますので、その辺の準備もぬかりなく行いたいものです。

また、ご自身が結婚する場合には、どの程度お金がかかるものでしょうか。地域や人数によっても異なりますが、「ゼクシィ 結婚トレンド調査2016調べ」によれば、挙式、披露宴・披露パーティ総額は359.7万円となっています。また、ご祝儀総額は232.3万円となり、カップルの自己負担額は平均して143.2万円となっています。つまり、150万円ほどの資金は必要ということになります。どのような結婚式にするかで大きく異なるものの、あらかじめまとまった資金の準備が必要であることがわかります。

この他、葬儀の香典についても目安を示しておきます。勤務先の上司や同僚が亡くなった場合には、5,000~1万円が目安となります。両親の場合には5~10万円、兄弟姉妹の場合には5万円が目安です。なお、葬儀費用は、日本消費者協会「第11回葬儀についてのアンケート調査(2017年)」によると約196万円だそうです。宗派や参加人数にもよりますが、こうした費用も工面する必要があります。これはどうしても急な出費となるものなので、あたふたしないためにもある程度は準備しておくことが重要です。

学費の準備も早いうちから

あらかじめ時間をかけて準備しておきたい資金としては、学費を挙げることができます。一つの目安として、文部科学省「子供の学習費調査(平成26年度)」によると、幼稚園3歳から高等学校卒業までの15年間の学習費総額は、すべて公立に通った場合で523万円、すべて私立に通った場合で1,769万円となっています。どこに進学するかによって費用は大きく異なりますが、子供一人につき、高校まででも500万~1,800万円ぐらいかかることを知っておきましょう。

なお、大学費用に関しては、日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果(平成29年度)」によると、国立大学4年間で484.9万円、私立大学文系4年間で695.1万円、私立大学理系4年間で879.7万円となっています。こうした状況から、高校までの費用と合算すると、幼稚園〜大学卒業までの19年間で一人当たり総額1,000万円~2,700万円ほどが必要と見込まれます。

こうした費用には学費だけではなく、入学時の学校納付金、学習塾・家庭教師費用、おけいこごとにかかる費用なども含まれています。忘れてはならないのが、受験や入学準備などの費用が意外な出費となる点です。遠方への受験であれば交通費や宿泊費もばかになりません。また、幼稚園や小学校などの入学準備として、一眼レフなどのハイスペックなカメラやビデオカメラ、またその付属品(三脚・レンズ・レンズカバー・専用バッグなど)、ミシン、そして入学式用の父兄のスーツなど、気が付くと数十万円になっていたりと、あらゆることで想定外の出費がかさむことでしょう。こうした費用は一人ひとり・家庭ごとに異なるものですが、さまざまな想定をもとにある程度余裕をもった資金計画を練って準備おくことが重要です。

計画的な準備には積み立て貯蓄や学資保険など選択肢はさまざま

なお、上記費用はまとめて必要というわけではありません。大学費用であれば子供が高校卒業するぐらいまでにある程度確保できていれば対応できます。

計画的な資金準備としては、毎月コツコツ貯蓄を行う積み立て貯蓄や、教育資金であれば学資保険などを利用して着実に確保していくことが大切です。また、冠婚葬祭など急な出費にも対応できるよう、ある程度まとまった予備費用を専用に準備しておくことも心がけておきましょう。

もちろん、そうはいってもどうしても想定外の出費が発生することも考えられるので、そんな場合はカードローンやキャッシングなどを活用することも選択肢の一つとして頭に入れておくとよいでしょう。

今回をきっかけに早めに動いたほうがよいと感じた人は、不測な事態にも対応できるよう、今すぐ計画的に始めるべきです。そう「善は急げ」です。