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いざというとき慌てない!「印鑑登録証明書の取り方」の基本

執筆者:立見 香(フリーライター) byマネーゴーランド

2017年5月25日

不動産登記や遺産相続など、ここぞという人生の大事な場面において必要とされる書類。それは「印鑑登録証明書」。

日常でお目にかかることが非常に少ない書類なので、いざというときに「一体何をどうしたらいいの?」となってしまう方も多いのではないでしょうか。そんな急な場面でも慌てないよう、「印鑑登録証明書」の基本をあらかじめおさえておきましょう。

必要なときに初めてわかる「印鑑登録」「証明書」の意義

先日、筆者の母が亡くなった折のことです。両親名義にしてあった我が家を父のみの名義に変更するため、「相続権がある子の同意証明として、印鑑登録証明書を寄こすように」と行政書士の方からお達しがありました。

思い返せば大昔、何かの用事で印鑑登録を済ませていたはずなのですが、「そういえばあの登録証はどうなったんだっけ?」という状態でした。

このような相続関係の手続きで必要とされる「印鑑登録証明書」を発行するには、下記3つのステップを踏む必要があります。

  • (1)実印を作る(女性は小さいサイズでよいという慣習あり)
  • (2)住まいのある役所で実印を登録をし「印鑑登録証」を作成する
  • (3)「印鑑登録証明書」を発行する

では、筆者が実際に証明書を発行するまでに体験したプロセスをお話しします。

(1)実印を作る

以前登録した印鑑は苗字のみで、三文判といわれる日常使いの普通サイズのものでした。
しかし実印とは、先にも書いたとおり人生の重要な局面で使用される信頼の証のようなものです。

名前
偽造や重複を防ぐという意味でも、「苗字と名前のフルネーム」「普段使いより大きいサイズ」「複雑な書体」等々、簡単に真似することが難しいものを作っておいた方が無難です。
近所のはんこ屋さんを訪ねたところ、フルネームで作るのが一般的で、サイズは三文判サイズでも規定の範疇である、といったことを教えてくれました。
印鑑の大きさ
横浜市役所公式サイトの印鑑登録証明書の案内ページによれば、登録できる印鑑のサイズは1辺8mm以上、25mm以下の正方形の中に、印影が収まるもの、とのこと。ゴム印、シャチハタ等の変形しやすいものは、印影も変化してしまうので不可。また、住民票に登録された氏名と異なる文字(漢字をひらがなにしたり、など)を使用することはできません。
値段
一般的に女性は男性よりも小さいサイズでよいという慣習があるようですが、大きいサイズを選んではいけないということではないそうです。ただし、大きいものや象牙などの長持ちする立派な素材を選ぶと、その分値段もはね上がるので、予算と相談しましょう。ちなみに筆者が作成した印鑑は直径13mm程度で、値段は2,500円ほどでした。
納期
納期に関してですが、筆者が依頼したお店は直営店のようで、注文翌日午後には出来上がっていましたが、同時期に筆者の兄弟が依頼したお店は代理店だったらしく、一週間後の出来上がりとなっていました。急ぎの場合は、オーダーする前に必ず納期を確認しておきましょう。

(2)住まいのある役所で実印を登録をし「印鑑登録証」を作成する

“住んでいる市区町村”の役所に作成した印鑑とともに免許証等の本人確認書類を持参し、登録手続きを行って「印鑑登録証」を発行してもらいます。

かつて「印鑑登録証」は冊子形式でしたが、現在はプラスチックカードになっており、このカードをしかるべき受付に提出し、「印鑑登録証明書」という書類を発行してもらうことになります。ちなみに印鑑登録は法律的には15歳以上から可能です。(未成年の場合は諸条件があり)

また“住んでいる市区町村”というのも重要です。住所変更の際には、印鑑登録証の廃止手続きを行い、転居先で新たに登録し直す必要があるからです。かつて筆者が登録していた印鑑証明書も、転居に転居を重ねているので、自動的に無効となっていました。

転居した際は、転居届け、住民票手続き、免許証書き換え等と同時に印鑑登録もやり直しておいた方が、いざというときに慌てずにすみます。

(3)証明書を発行する

「印鑑登録証」を提出し「印鑑登録証明書」を発行してもらいます。現行の相場は一通300円ほどです。非常に大事な書類なので、紛失にはくれぐれもお気をつけください。

いかがでしたか?
「印鑑登録証明書」は重要な書類に必要となることが多いですよね。いざという時でも慌てずに済むよう、発行の仕方は把握しておくとよいかと思います。