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特集 | 資産運用

2023/1/31

2024年からこう変わる!NISAの改正内容

監修者:高田晶子(ファイナンシャルプランナー)

改正の4つのポイント

(本記事は、2023年12月16日に発表された「令和5年度税制改正大綱」に基づくものです。)

令和5年度の税制改正大綱で、2024年1月以降のNISA制度の改正が発表されました。改正の主なポイントは次の4つです。

(1)制度は恒久化

現行のNISAは、一般NISAが2023年まで、つみたてNISAが2042年までとなっていましたが、2024年1月以降はどちらも恒久化される(期限なし)ことになりました。

(2)つみたてNISAと一般NISAの併用が可能に

現行では、つみたてNISAと一般NISAはどちらかを選択しなければなりませんでしたが、2024年1月以降は併用することができます。

(3)年間非課税投資枠は大幅に増額

年間の非課税投資枠も大幅に増額されます。つみたて投資枠(現在のつみたてNISA)が40万円から120万円に、成長投資枠(現在の一般NISA)は120万円が240万円になります。なお、改正後はつみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になるので、合計で、年間360万円まで投資枠が広がります。

(4)一生涯の非課税枠が新設

一生涯にわたる非課税限度額1,800万円が新たに設定されます。このうち、成長投資枠の非課税限度額は1,200万円です。一生涯の非課税枠は取得価額で管理され、一部を売却して非課税限度額の枠が空けば、改めてこの非課税枠を利用することができます。

なお、この非課税限度額は2024年1月以降の枠となり、現行NISAから新しいNISAに移行はせず、別枠での扱いとなります。

<2024年からのNISA改正内容>

図
  • 図:筆者作成

改正によるメリットは?

この改正により、利用する私たちにはどのようなメリットがあるでしょうか?

まず、NISA制度が恒久化されたことにより、「終わり」を意識する必要がなくなりました。特に一般NISAは期限が5年であったため、非課税期間中に売却するかロールオーバーという形で繰り越すかの選択が必要でしたが、改正後は売却時期については自分のペースで決めることができます。

また、つみたて投資枠と成長投資枠の両方を使用することができるので、どちらを選択するか迷わずにすみます。例えばアクティブ型とインデックス型のどちらも使いながら、非課税枠の中で、長期で積み立てを行うということも可能になります。

年間の非課税投資枠も拡大されました。毎月決まった金額を積み立てるだけでなく、ボーナスが多かった、まとまった金額を相続した、退職金が入った、などで、一時的に投資する金額を増やせる場合にも活用できそうです。

2023年は現行NISAの制度のままですので、つみたてNISAであれば年間40万円、20年間が非課税枠です。2024年以降のNISAとは別枠ですので、これからNISAを始めてみたいという方は、2024年を待つことなく、始めてみてはいかがでしょうか?

監修者:高田晶子
顔写真:監修者:高田晶子

大学卒業後、信託銀行に就職、人事部配属。宅地建物取引主任者の資格を取得し、念願叶い不動産部で働くも、お客様と銀行のハザマで苦悩する。「この人、この不動産買っても大丈夫だろうか」と思っても言えなかった罪悪感がその後私をFPへ導いてくれたのかも。信託銀行退職後、イベント会社、不動産コンサルティング会社を経て、1996年、ファイナンシャルプランナーとして独立。2010年まで女性3人で活動、年間300件の相談業務を行う。2010年より金融デザイン株式会社(旧株式会社マネーライフナビ)の取締役。長年、個人のお客様の声を直接聞いてきたからこそ作れるコンテンツ作成を主に50代からのお金・仕事・生き方をサポートする「50kara(コレカラ)」を展開中。

<資格>
●1級ファイナンシャルプラニング技能士
●宅地建物取引士

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