auじぶん銀行とジャパンハートが小児がんと向き合う子どもたちを
キッザニア福岡にご招待するイベントを開催

2025年12月26日

auじぶん銀行は、特定非営利活動法人ジャパンハート(以下ジャパンハート)が運営する「スマイルスマイルプロジェクト」に協賛し、小児がんと向き合うお子さまとご家族を笑顔にする特別なイベント『キッザニア福岡ご招待企画』を開催しました。今回は、計6組21名のご家族をキッザニア福岡にお招きし、医療従事者や当社社員が付き添いながらサポートを行い、笑顔あふれる1日となりました。

開催背景

auじぶん銀行では、お取引先の皆さまから頂戴する祝意(祝電や祝花など)を、ジャパンハートへの寄付に代えていただく「こころの花束」を通じて、同団体の国内外における医療活動を支援しています。この「こころの花束」を通じて、医療従事者が帯同し、小児がんと向き合う子どもとご家族に安心して旅行を楽しんでいただく活動「スマイルスマイルプロジェクト」に出会いました。

日本では年間約103万件のがん罹患者がいる一方で、小児がんはわずか約2,500件。しかし、その治療は抗がん剤や長期入院を伴い、幼少期の貴重な時間に制約を受けることになります。体調管理の難しさから、外出には医療従事者の帯同を要するケースもあり、想い出づくりの機会が限られているのが現状です。そんな中、同プロジェクトは「安心して楽しめる時間」を提供し、子どもとご家族に笑顔を届けています。当社はこの理念に深く共感しました。
さらに、当社はキッザニア福岡のオフィシャルスポンサーとして銀行パビリオンを展開しています。今回、同プロジェクトの一環としてキッザニア福岡への招待企画が実施されることを知り、「子どもたちに未来への希望を感じてもらいたい」という想いから、本協賛を決定しました。

イベント当日の様子

イベント当日、わくわくした子どもたちとご家族がキッザニア福岡に到着。ボランティアとして参加した当社社員が、ご家族に挨拶し、「どんなお仕事を体験したい?」「一番楽しみにしていることは?」などと会話を交わしながら、和やかな雰囲気でスタートしました。
そしてまずは出発式を実施。初めに、ジャパンハートの吉岡春菜理事長よりご挨拶があり、キッザニア福岡のスタッフの方より施設の楽しみ方についてご説明いただきました。続いて、当社経営企画本部長の大関より開会の挨拶をしました。
その後、いよいよお仕事体験へ!子どもたちは希望のパビリオンに向かって足早に移動。キッザニア初体験の子は、「銀行」パビリオンでキャッシュカードの発行からスタート。発行手続きでは、キャストからの質問に、緊張しながらもしっかり受け答えする様子が印象的でした。また、多くの子どもたちが事前に体験したいお仕事をリサーチしており、寿司職人やピザ職人、配達員、マジシャン、航海士などさまざまな職業にチャレンジしていました。

【体験したお仕事の様子の一部をご紹介】

■マジシャン体験
まずは練習からスタート。マジックの仕掛けを真剣に聞いて練習します。最後はご家族にマジシャンとしてマジックを披露!まるでベテランのような堂々としたパフォーマンスに、大きな拍手が送られ、大成功となりました。
■航海士体験
航海士を目指して海の交通ルールを学びシミュレーターでのトレーニングにも挑戦。見事航海士ライセンスカードをゲットしました。
最初は緊張していた子どもたちも自然と笑顔があふれ、目を輝かせながら楽しむ様子がたくさん見られました。また、病院で共に過ごしたお友達が、今回のイベントに一緒に参加し、一緒にお仕事を体験する子もいました。体験後には、ご家族に実際のお仕事で作ったものを見せたり、「緊張したけど楽しかった」「あの作業は難しかったよね」などと兄弟姉妹と話したりと、お仕事体験を通じてご家族で楽しくコミュニケーションをとる様子も印象的でした。イベントを楽しみに治療を頑張った子や、退院後初めてのお出かけとなったご家族など、それぞれの想いを胸に参加してくださり、皆さまにとって特別な一日となったようです。

そして、1日はあっという間に終了。最後に子どもたちから「楽しかった!また来たい!」という声が聞かれ、ご家族からも、「治療中は、明るい未来や楽しみを見いだすのが難しいこともありますが、こうした体験を安心して楽しめるのは本当にありがたいです」「子どもたちの成長を感じられて感動しました」といった温かいお言葉をいただきました。

子どもたちとそのご家族にとって、かけがえのない想い出となったこのイベントに関わることができ、当社としても大変うれしく思います。

auじぶん銀行は今後も、すべてのステークホルダーの持続的な発展を目指すとともに、お客さまの期待を超える新しい体験価値を創造することで、「未来まで明るく。」を実現する銀行として、さらなる発展を目指して取り組んでまいります。