E 環境

TCFD提言への対応

auじぶん銀行では、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)へ賛同するKDDIグループの一員として、TCFDの提言に従い、「ガバナンス、戦略、リスク管理、指標と目標」の情報開示フレームワークに基づき気候変動に関連する情報開示に努めます。

この取組のSDGs(17の目標)
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 14 海の豊かさを守ろう
  • 15 陸の豊かさも守ろう
サステナビリティプロジェクト
サステナビリティプロジェクト

本プロジェクトは、お客さまとともに環境負荷低減や社会課題解決に取り組むプロジェクトです。

この取組のSDGs(17の目標)
  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 15 陸の豊かさも守ろう
ペーパーレス化の推進

「カードローン」の新規受付時や既存会員の社内手続き時に発生する書類について、ペーパーレス化に取組んでいます。書類の郵送を不要とするアプリでの「口座申込」や、郵送対応していた請求書を法人ポータルからダウンロード形式へ変更、「住宅ローンの申込」においても申込書類のアップロードなど、書面の契約書が不要となることでお客さまにご負担いただいていた収入印紙代や印鑑登録証明書の取得、郵送手続きが不要になり、郵送時に排出されるCO2の削減にもつながっています。

この取組のSDGs(17の目標)
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 15 陸の豊かさも守ろう

S 社会

お客さま本位の業務運営

auじぶん銀行株式会社は、お客さま本位の取組の徹底を目的として、金融庁が2017年3月に公表した「顧客本位の業務運営に関する原則」を採択することに合わせて、以下の通り「フィデューシャリー・デューティー(※)基本方針」を制定しています。

  • 他者の信任に応えるべく一定の任務を遂行する者が負うべき幅広いさまざまな役割・責任の総称

また、お客さまひとりひとりのご意見を大切にし商品やサービスの改善に役立てています。

ウェブアクセシビリティ方針および取り組みについて
ウェブアクセシビリティ方針

auじぶん銀行の人権方針およびKDDIグループ人権方針で掲げた重要人権課題「誰もが使いやすいサービス・商品の実現」を目指し、サービス・商品のアクセシビリティ確保に取り組みます。
ウェブサイト、アプリなどのデジタルサービスにおいても、人権方針・課題を踏まえ、ウェブサイト・アプリが障がい者や高齢者などを含むすべての人にとって、アクセシブルであることを目指していきます。

働き方改革の推進

◆次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画の策定
短時間勤務・フレックスタイム制の利用促進/有給休暇の利用促進

◆女性活躍推進法に基づく行動計画の策定
管理職に占める女性労働者の割合向上/有給休暇取得率の向上/男女別の育児休業取得率及び平均取得期間

この取組のSDGs(17の目標)
  • 5 ジェンダー平等を実現しよう
  • 8 働きがいも経済成長も
障がい者採用

auじぶん農園

auじぶん農園では、運営担当の農園長のもと、障がい者スタッフが就業しており、様々な種類の野菜を栽培しています。
収穫した新鮮な野菜は、定期的に社員のもとへ届けています。
最新の活動情報は、当社の公式SNSで発信中です。

auじぶん珈琲焙煎所

auじぶん珈琲焙煎所では、焙煎所長のもと、障がい者スタッフが就業しており、珈琲豆を焙煎しドリップ珈琲を作成しています。
作った珈琲は、定期的に社員のもとへ届けています。

この取組のSDGs(17の目標)
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 15 陸の豊かさも守ろう
LGBTQ+の取り組み

auじぶん銀行では、性的指向や性自認などに関わらず、誰もがじぶんらしく最大限に能力を発揮できる人事制度・組織風土づくりに取り組んでいます。
社内では、同性パートナーを配偶者に含め、また、同性パートナーの子を家族として取り扱う「ファミリーシップ制度」や、性的マイノリテ ィの社員などが戸籍上以外の氏名を使用できる「ワーキングネーム制度」などに取り組んでいます。
また、社外では、婚姻の平等(同性婚の法制化)を推進する「Business for Marriage Equality」、LGBT平等法の制定を目指す「ビジネスによる LGBT 平等サポート宣言」に賛同しています。これらの取り組みから、LGBTQ+に関する取り組みの評価指標である「PRIDE指標」において、2022年より毎年最高位の「Gold」を受賞しています。

この取組のSDGs(17の目標)
  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 16 平和と公平をすべての人に
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう
キッザニア福岡への出展

こどもの職業・社会体験施設「キッザニア福岡」に、「銀行」パビリオンを出展しています。(以下 本パビリオン)
本パビリオンでは、銀行員として口座開設の業務とお客さま対応の業務を体験することができます。
本パビリオンを通じて、キッザニア福岡とともに、次世代を担う地域のこども達の生きる力を育む体験機会の創出につとめていきます。

この取組のSDGs(17の目標)
  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう
金融教育の推進

お客さまの安定した資産形成の支援のため、子どもたちや投資初心者を主な対象とした金融教育コンテンツを作成しています。
また、若い世代への金融知識の習得を目的として、これまで小学生や高校生を対象に出張授業を実施しています。

この取組のSDGs(17の目標)
  • 1 貧困をなくそう
  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 16 平和と公平をすべての人に
auじぶん銀行のDX推進

当社は、2023年5月に経済産業省が定める「DX認定事業者」に認定されました。DX認定制度とは、経営ビジョンの策定やDX戦略の実現に向けた体制の整備など、DXを推進するための準備が整っている事業者を経済産業省が認定する制度です。

当社では、データやデジタル技術の活用を推進するために以下の重点テーマに取り組んでいます。

  1. 顧客接点の変革 デジタル技術を活用した顧客接点強化
  2. 業務プロセスの変革 RPAやAI等を活用した社内業務のプロセス改善
  3. DX人材育成 DX推進人材、UI/UX人材、データ分析人材の確保、育成
この取組のSDGs(17の目標)
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
サステナビリティプロジェクト
サステナビリティプロジェクト

本プロジェクトは、お客さまとともに環境負荷低減や社会課題解決に取り組むプロジェクトです。
特定の商品・サービスの利用により集まったお客さまからの寄付金を、auじぶん銀行が取りまとめのうえ、指定の環境保全団体および教育支援団体へ寄付を行います。
また、お取引先さまとの取り組みとして、当社の人事異動や周年行事、オフィス移転などの際に、お取引先の皆さまから頂戴する祝意(祝電、祝花など)を、日本発祥の国際医療 NGO 「特定非営利活動法人ジャパンハート」への寄付に代えていただく「こころの花束」を導入しています。

この取組のSDGs(17の目標)
  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 15 陸の豊かさも守ろう

G ガバナンス

コーポレートガバナンス

当社は、付加価値の高い金融サービスの提供によりお客さまの満足度を向上させるとともに、すべてのステークホルダーから信頼される金融機関であり続けることを経営理念として掲げており、これらの実現に向けた業務の適切性を確保すべく、親会社であるauフィナンシャルホールディングス(KDDIグループ)の知見を活かしたガバナンス態勢の強化に取り組んでいます。態勢といたしましては、取締役会、監査役会、経営会議において各種重要事項に関する審議・決議を行うとともに、審議機関として各種委員会を設置し、テーマ別の重要事項についての審議を実施しております。その他、各種社則の整備、プロセスの明確化、実施状況の内部検証、親会社のグループ管理等を通じ、健全かつ適切な業務運営態勢の確保に努めています。主な機関の概要、役割は以下の通りです。

取締役会

原則月1回開催し、経営に関する重要事項を審議・決議しています。また、諮問機関としてコンプライアンス委員会ならびにグループ取引委員会を設置し、コンプライアンスに関する重要事項やグループ取引の適切性を審議しています。

監査役会

原則月1回開催し、監査に関する重要事項を審議・決議しています。

経営会議

原則週1回開催し、業務執行に関する重要事項を審議・決議しています。また、諮問機関としてALM委員会、IT投資委員会ならびにリスク管理委員会を設置し、ALM委員会においてはALM運営に関する重要事項を、IT投資委員会においては投資案件の実施方針に関する事項を、リスク管理委員会においてはリスクに関する重要事項を審議しています。

会計監査人

会計監査人にPwC Japan有限責任監査法人を選任し、会計監査を受けております。

コンプライアンス

コンプライアンスは、当社経営における最重要課題のひとつです。この認識のもと、コンプライアンス委員会で経営陣自らコンプライアンスに関する重要事項を社外委員も加えて定期的に審議している他、社内外に通報窓口を用意したコンプライアンス・ヘルプラインを整備し、経営陣のみならず広く役職員全員によるコンプライアンス違反の抑止を図っています。
日常業務では、チーフコンプライアンスオフィサーのもと、コンプライアンス統括部を中心に、コンプライアンス・マニュアルの役職員への周知徹底と実行計画であるコンプライアンス・プログラムに沿った活動の展開により、コンプライアンスの徹底を図っています。具体的には、マネー・ローンダリング防止、反社会的勢力との取引防止、不正口座利用の防止、適法適切な顧客向け文書・表示の確保に向けた取組をはじめ、コンプライアンスに関する多くの取組を実施しています。

指定銀行業務紛争解決機関制度への対応について

指定銀行業務紛争解決機関とは、行政庁が指定した銀行業務紛争解決機関で、金融機関の業務に関するお客さまからの苦情の申出および紛争の解決の申立てについて、公正中立な立場で解決のための取組を行っています。
当社は下記の指定銀行業務紛争解決機関と契約を締結しています。

  • 指定銀行業務紛争解決機関の名称
    一般社団法人全国銀行協会
  • 連絡先および電話番号
    全国銀行協会相談室
    0570-017109または03-5252-3772
リスク管理

当社は、取締役会のコントロールのもと、適切な経営・業務遂行、株主価値極大化のためにリスク管理を行うことを基本方針としています。この基本方針のもと、さまざまなリスクを特定・認識、評価・計測、制御、監視・報告する一方で、それぞれのリスクを総体的にとらえることで、リスクに見合った収益の安定的な計上、適正な資本構成・資源配分等を実現するためのリスク管理に取り組んでいます。

(1)リスクの分類

当社では、管理するリスクを、信用リスク、市場リスク、流動性リスク、オペレーショナル・リスク等に分類・定義しています。

リスクの分類 リスクの定義
信用リスク

信用供与先の財務状況の悪化、契約不履行等により、資産(オフ・バランスを含む)の価値が減少ないし消失し、損失を被るリスク

市場リスク

金利、為替等のさまざまな市場のリスク・ファクターの変動により、資産・負債(オフ・バランスを含む)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収益が変動し損失を被るリスク

流動性リスク

市場の状況や当社の財務内容の悪化等により必要な資金が確保できなくなり、資金繰りがつかなくなる場合や、資金の確保に通常より著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリスク、および市場の混乱等により取引ができなくなり、ポジションの解消等を通常よりも著しく不利な価格で行うことを余儀なくされることにより損失を被るリスク

オペレーショナル・リスク

内部プロセス・人・システムが不適切であることもしくは機能しないこと、または外生的事象が生起することから生じる損失に係るリスク

情報資産リスク

情報の喪失・改ざん、不正使用・外部への漏洩、ならびに情報システムの破壊・停止・誤作動・不正使用等により損失を被るリスクおよびこれに類するリスク

事務リスク

役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより損失を被るリスクおよびこれに類するリスク

風評リスク

顧客や市場等において事実と異なる風説・風評等が流布された結果、ならびに事実に係る当社の対応の不備の結果、評判が悪化することにより損失を被るリスクおよびこれに類するリスク

(2)リスク管理態勢

各リスクの管理については、それぞれリスク所管部が定められています。各リスク所管部は、特定・認識、評価・計測、制御、監視・報告のプロセスのもと、各リスクの内容に応じたリスク管理を行っています。各リスクごとの管理態勢は以下の通りです。
なお、災害や障害が発生した場合においても、業務全般の運営を継続し、また通常機能を回復させ、お客さまや市場への影響を最小限にとどめることができるよう、危機管理に対して必要な態勢を整備しています。

信用リスク

当社は、現状、法人融資は行っていませんので、信用リスクは、個人融資先へのリスク(個人融資先の信用状況の悪化等により、当社が損失を被るリスク)と市場与信リスク(当社の保有する有価証券の発行体や、市場取引の契約の相手方の信用が変化することにより、当社が損失を被るリスク)の2つに大別されます。当該信用リスクを管理する枠組みとして、内部格付制度・自己査定制度等を設けており、信用リスクの適切な評価・管理を行っております。
個人融資先へのリスクについては、個人への融資にあたり当社および保証会社双方にて審査を行うこと等で、資産の健全化を図っています。また、住宅ローンについては不動産担保を取得することで、カードローン等については保証会社より保証を取得することで、リスクの軽減を図っています。
市場与信リスクについては、債務者格付等を基に、発行体や市場取引の契約の相手方のリスク評価を定期的に行い、当社が損失を被ることがないよう努めています。

市場リスク・流動性リスク

当社は、資金の平均運用期間と平均調達期間のバランスを取ることで市場リスクを適正にコントロールし、経営体力に見合ったALM操作を行うことを、市場リスクの運営方針としています。その運営方針徹底のために、フロント・オフィス、バック・オフィス、ミドル・オフィスの相互牽制が働く態勢をとっています。
日々のリスク管理としては、マチュリティーラダー等により資金の流出入を管理するとともに、VaR・損益状況・金利感応度等を算出し、リスク枠、協議基準、運営目処値に照らした適正性を確認しています。月次では、ALM委員会を開催し、定められた方針に沿ったALM操作がなされていることの確認や、市場・流動性リスク運営および資産・負債・資本運営に関する重要事項を審議しています。

オペレーショナル・リスク

当社は、オペレーショナル・リスクについて、「事務リスク」、「情報資産リスク」、「有形資産リスク」、「人的リスク」、「法的リスク」、「風評リスク」を各サブリスクカテゴリーと定義し、当該カテゴリー毎に所管部署を設置し、オペレーショナル・リスク管理部署において当社のオペレーショナル・リスク管理全体を統括する等の態勢を整備しています。
それぞれのサブリスクカテゴリー所管部署では、必要に応じ、基準・手続を制定・改定しており、基準に抵触する場合には、その損失情報等をオペレーショナル・リスク管理部署に報告しています。オペレーショナル・リスク管理部署は、損失情報等を収集、分析し、取締役会等に報告するとともに、その制御に必要な手法等を整備しています。

セキュリティ

auじぶん銀行では、お客さまの安全なお取引を実現するため、さまざまな取り組み・サービスを提供しております。