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特集 | 住宅ローン

2022/10/18

ネット銀行で住宅ローンを組むメリットとは?注意点なども解説!

監修者:加藤 啓之

住宅ローンの選択肢として、ネット銀行を検討している方が増えているのではないでしょうか。実際、金利の低さ、好きなときにいつでもオンラインで申込み可能など、ネット銀行にはいくつものメリットがあります。

しかし、マイホームという大きな買い物に利用する住宅ローンですから、金利のお得感や契約の手軽さに、かえって不安を感じる方もいるかもしれません。

本記事では、ネット銀行の住宅ローンに関するメリットや注意点などを詳しく解説します。

ネット銀行の住宅ローンとは

2000年代に開設が始まったネット銀行は、少しずつ口座開設者を伸ばし、今では都市銀行や地方銀行に並び、金融機関としての地位を確立しています。

一般的な銀行とネット銀行との違いは、実店舗を持つかどうかです。ネット銀行には店舗がないため、通常は対面で行われる口座開設などの手続きを、すべてオンラインで完結できます。なお現金の入出金は、提携するATMを利用します。

提供サービスは銀行ごとに異なりますが、現在10行以上あるネット銀行の多くで提供されているサービスが、住宅ローンです。

そして、一般的な銀行でもネット銀行でも、マイホームの購入、建築資金、他の住宅ローンからの借換えなど、住宅ローンのサービス内容はほぼ同等となっています。

利用者が増えるとともに、ネット銀行の数も増え、住宅ローンの金利やサービス内容の競争が激化しています。住宅ローンの利用を考えるときには、普段利用するメインバンクとともに、ネット銀行もぜひ検討候補に入れておきましょう。

ネット銀行住宅ローンのメリット

では、ネット銀行の住宅ローンでは、どういったメリットがあるか解説します。

低い金利で契約できる

実店舗を持たないネット銀行は、一般的な銀行に比べると、店舗運営にかかる人件費などのコストを大幅にダウンできる分、金利を低く抑えた住宅ローンの提供が可能とされています。

例えば、auじぶん銀行の金利は、2022年10月時点、全期間引下げプラン・変動金利で年0.389%、当初期間引下げプラン・10年固定金利で年0.865%です。なお、最新の金利はauじぶん銀行ウェブサイトでご確認ください。

日本では低金利が長く続いているため、他社と比較すると大きな金利差とは感じられないかもしれません。

しかし、20年、30年と支払い続けることになる住宅ローンでは、わずか年0.1%の違いでも総返済額に大きな影響を与えます。

繰上返済手数料無料のネット銀行が多い

住宅ローンの繰上返済とは、毎月の返済とは別に、ローン残額の一部あるいは全部を繰上げて返済する方法です。繰上返済を行うとき、利用する銀行の設定により、手数料を支払わなければならない場合があります。

繰上返済手数料の金額や設定は、銀行によってさまざまですが、ネット銀行ではオンライン上から申込みを行うと手数料を無料としているところが多いです。
なお、変動金利適用期間中は手数料無料だが固定金利適用期間中は有料など、同じ金融機関でも条件に応じて手数料が発生する場合もあります。検討している金融機関の繰上返済手数料は、ご自身で必ずご確認ください。

余裕資金をこまめに繰上返済に回せば、総支払利息を減らせます。手数料無料で繰上返済ができれば、トータルの支払いに大きな差がつくでしょう。

手続きがオンライン上でできる

先述した通り、ネット銀行では原則として実店舗を持たないため、住宅ローンの申込みや繰上返済など、手続きをオンライン上で実施できるネット銀行が多いです。

平日働いている方にとって、銀行の営業日を気にせず、ご自身の空いた時間に申込みや契約の手続きを行えるのは大きなメリットといえるでしょう。

また、対面相談のないまま住宅ローン契約を行うのが不安な方向けに、オンライン相談会・対面相談会を行っているネット銀行もあります。

ネット銀行住宅ローンの注意点

低金利をはじめ、メリットが多いと感じられるネット銀行住宅ローンですが、契約にあたってはいくつか注意しておきたい点があります。

審査に通りにくい可能性がある

ネット銀行住宅ローンは、インターネット環境さえあれば申込みできますが、銀行の担当者と直接話すことなく、個人情報や書類のみで融資可能かどうかが判断されます。
一方、メガバンクや地方銀行等の住宅ローンなど対面で申込をする場合は、ヒアリングをしながら申込を行うのが一般的です。その際、何かしらの事情があればそれらを考慮したうえで審査をしてくれる場合もあります。
各銀行の審査基準にのっとった公平な審査が行われますが、個々の事情への配慮はないため、審査が厳しいと感じる方もいるでしょう。

審査完了まで時間がかかる場合がある

ネット銀行住宅ローンは、メガバンクや地方銀行などの住宅ローンと比べると、審査に時間のかかる可能性があります。

一部のネット銀行は、本審査に必要な書類は郵送で提出します。審査時間に書類の郵送時間を追加して考えなければならないため、1ヶ月ほどかかる場合もあります。

また、書類に不備があり再提出になると、さらに審査日数が長くなる場合もあります。

一方、申込みから事前審査、本審査、融資の決定まで、すべての手続きをオンラインで行うことが出来るネット銀行もあります。本審査で必要な書類も、専用サイトで画像を登録するだけでスムーズに終わります。

メガバンクや地方銀行などの住宅ローンとネット銀行住宅ローンの違い

最後に、メガバンクや地方銀行などの住宅ローンと、ネット銀行住宅ローンの違いを紹介します。

金利

住宅ローン金利はネット銀行の方が低い傾向にあり、大きな魅力といえるでしょう。

先述の通り、実店舗の運営コストがかからない分、金利を低く抑えられるのは、ネット銀行ならではといえます。

相談窓口

メガバンクや地方銀行などの店舗を持つ金融機関の住宅ローンでは、窓口で担当者と対面し、相談した上で申し込みが可能です。

オンラインやオフラインでも対面相談ができるネットバンクもありますが、店舗を持つ金融機関に比べて場所が限定されている点にご注意ください。

ネット銀行住宅ローンは低金利と手軽さが魅力

インターネット環境さえあれば、いつでも好きなときに申込みができるネット銀行住宅ローンは、忙しい毎日を送る方にぴったりです。実店舗を持たない分、低金利での契約が可能なのも大きなメリットでしょう。

オンラインによる相談窓口を開設しているネット銀行もたくさんあります。しっかり相談して、不安を解消してから申し込みましょう。

監修者:加藤 啓之
顔写真:監修者:加藤 啓之

プロフィール:
ファイナンシャルプランナー(CFP®) FP横浜オフィス加藤 代表大手アセットマネジメント会社入社後、投資信託のファンドマネージャーとして5千億円超の資産を15年にわたり運用し、グローススタイルファンドで抜群のパフォーマンスを得る。その後、国内最大級の企業年金基金において、年金資産運用を統括。資産運用ビジネスの最前線で30年経験をし、2016年夏に独立開業。
現在は資産運用コンサルティング、企業年金コンサルティング、一般向け書籍やコラムなどの執筆、セミナー講師など様々な分野で活動。

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