
NZドルは、1985年3月に「変動相場制」に移行しました。同年9月以降、米ドル安・円高に振れたことにより、NZドルの対円相場も下落。2000年10月には、一時1NZドル=42円を下回り、史上最安値を記録しました。
その後は金利上昇や財政収支の改善が評価されて上昇に転じ、2007年7月には97円台後半に。2008年のリーマン・ショックの影響から、50円を下回る場面もありましたが、金融危機の収束とともに投資家のリスク志向は高まり、2013年1月初旬には1NZドル=75円台まで回復しています。
ニュージーランド準備銀行(中央銀行)とニュージーランド政府は、NZドル高が長期化した場合、製造業などの収益が圧迫されるとして、通貨高に対する懸念を表明しています。通貨高の影響を考慮して、政策金利を2013年中に引下げる可能性は残っていますが、輸出先である中国経済の急激な減速に対する懸念が和らぎ、農産物などの輸出が回復するとの期待が浮上していることから、長期間、現行の2.50%に据置く可能性も。その場合、NZドルは堅調に推移すると予想されます。

- ■実質国内総生産(GDP)
- 【3、6、9、12月下旬/日本時間6時45分頃発表】
ニュージーランド統計局が四半期ごとに発表する経済統計です。ニュージーランドの経済成長率を確認することができます。なお、最新のデータ(2012年7-9月期)では、前年比+2.0%の経済成長率でした。 - ■失業率
- 【2、5、8、11月上旬/日本時間6時45分頃発表】
就業者数の増減(前期比、前年比)が公表されるため、失業率だけでなく、実質的な就業者数の増減を確認することができます。なお、最新のデータ(2012年7-9月期)では、ニュージーランド全体の失業率は7.3%でした。
※政策金利とは、各国の中央銀行が一般の銀行に融資する際の金利で、政策金利が変更されると銀行の預金金利も連動して改定されることがあります。ただし、その判断は各銀行によって異なります。
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