
ウォンの対円相場は、2007年から2008年にかけて急速に円高が進み、2010年以降は100ウォン当たり8円を下回る水準での推移が続きました。世界的な金融危機により投資家のリスク回避姿勢が高まり、比較的リスクが高いとされるウォンが売られたことが一因ですが、2008年に就任した李明博(イ・ミョンバク)前大統領が、国内の輸出産業を保護するためウォン安政策を取っていたことも原因の一つとされています。
2012年の大統領選に勝利した朴槿恵(パク・クンヘ)氏は、ウォン安が輸入インフレをもたらすと警戒しており、人為的に自国通貨を低く抑えるウォン安方針からウォン高を容認する姿勢に転換するとみられています。ウォンの対円相場は2012年半ばから上昇基調に転じていますが、金融危機前の水準と比べると依然として割安との指摘もあり、さらなる上昇も見込めそうです。

- ■消費者物価指数
- 【毎月第1営業日/日本時間8時頃発表】
最終消費者によって購入された財とサービスの平均価格を計る指標です。韓国の金融政策を決める重要指標として市場の注目度が高い指標の一つです。 - ■貿易統計
- 【毎月1日/日本時間8時頃発表】
貿易立国である韓国にとって、輸出入統計はもっとも重要な統計の一つ。国別の輸出入比率と増減率が発表され、2012年の輸出先は中国がトップ、次いで米国、日本、欧州連合(EU)となっています。
※政策金利とは、各国の中央銀行が一般の銀行に融資する際の金利で、政策金利が変更されると銀行の預金金利も連動して改定されることがあります。ただし、その判断は各銀行によって異なります。
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