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[情報提供] 株式会社フィスコ FISCO Ltd.
- 更新日:2013/6/14
[中国元/円]
対円相場は底堅い動きを続ける見込み 中国元相場の先高観は失われず
中国元の対円相場は底堅い動きを続ける可能性があります。
6月7-8日に行われた米・中首脳会談では、世界経済の安定に向けて両国が協力することが確認されました。アメリカは中国に市場の自由化を求めており、中国は習近平体制の下で国内改革に取組む意欲を示しています。
経済の相互依存が強まる中、二国間の貿易・投資をさらに促進させることは中国の利益になるとの見方があります。アメリカ経済の回復に伴いアメリカ向け輸出はやや増えると見られているため、中国元相場の緩やかな上昇への期待は後退していませんが、中国元の対円相場が上昇を続けると、通貨高の影響で輸出数量がやや減少し、製造業などの収益が伸び悩む可能性があると見られています。このため、中国政府は、中国元高・円安の進行については、多少懸念しているのではないかとの見方が出ています。
しかし、米ドル高・円安の基調が維持された場合、中国元の対円相場はその流れに引きずられることで、上昇を続ける可能性が高いと見られています。日本の貿易収支は昨年に続いて赤字となることが確実視されていることも米ドル高・円安の要因となるだけに、中国元の対円相場の上昇(=中国元高・円安)につながる可能性があります。
6月8日に発表された5月の貿易収支は、+204億米ドルで市場予想の+200億米ドルをやや上回りました。世界経済の成長鈍化に対する懸念は残っていますが、このような状況下にあっても中国の貿易黒字額は一定水準を維持しています。中国元の対円相場は、15円50銭近辺が当面の下値となり、主に16円台前半での推移を想定します。
- 中国の経済指標・イベント予定
発表予定日 | 発表指標等 |
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7月9日 10:30* |
消費者物価指数(CPI)(6月)
注目度:★★★★★ |
7月10日 - |
貿易収支(6月)
注目度:★★★★★ |
7月15日 11:00* |
4-6月期実質国内総生産(GDP)
注目度:★★★★★ |
7月15日 11:00* |
鉱工業生産(6月)
注目度: ★★★★★ |
* 時間は日本時間です。
ピックアップ経済指標
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