平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

auじぶん銀行は、「日本初のモバイルに特化した質の高い金融サービスを提供し、お客さまに最も身近な銀行になる」という創業の思いのもと、2008年にKDDI株式会社と株式会社三菱UFJ銀行によって設立されました。
フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行をはじめ、時代が大きく様変わりしてきたなか、堅実に歩みを進め、2024年3月末時点で590万口座、預金残高3.8兆円、ローン残高3.5兆円の規模へと成長を遂げております。さらに住宅ローンにおいては、2024年3月21日付で、ネット銀行最速※1となる融資実行累計額4兆円を実現しました。

開業15周年を迎えた2023年には、SDGs宣言に代わる「サステナビリティ経営方針」を新たに策定しました。定めた5つのマテリアリティ※2への取り組みにより、環境価値、社会価値、経済価値を創出することで、SDGs達成に貢献するとともに、auじぶん銀行とすべてのステークホルダーの共存・共栄を目指してまいります。

また、同年には新たに「パーパス」を定めました。これまで銀行に求められてきた預金や送金、決済、融資事業も、時代や環境の変化とともにあらゆる金融サービスが登場し、利用者の選択肢は増えています。そこで、auじぶん銀行が今後もお客さまに必要とされる存在になるために、デジタルを駆使する。お客さま視点で考える。そして、期待を超える金融へ。をパーパスとして掲げました。
これを軸に、auフィナンシャルグループの一員として、グループ内の機能やサービスを横断してご利用いただける環境づくりに貢献し、多くのお客さまにさらなる利便性を届けてまいります。また、お客さまが求めているもの、期待されていることに従業員一人ひとりが真摯に向き合うことで、お客さまの期待を超え、「未来まで明るく。」する銀行へとさらなる発展を遂げてまいります。

今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2024年4月
代表取締役社長 田中 健二

  1. ※12024年3月12日時点、auじぶん銀行調べ。ネット銀行とは、住信 SBI ネット銀行、ソニー銀行、PayPay 銀行、大和ネクスト銀行、楽天銀行、GMO あおぞらネット銀行、みんなの銀行を指します。
  2. ※25つのマテリアリティとして、「1. デジタル技術を活用したイノベーションの推進」「2. ファイナンシャル・インクルージョンの推進」「3. コーポレート・ガバナンスの強化とレジリエントな企業体制の確立」「4. 全従業員の幸福の追求と人財成長の支援」「5. 地球環境保全への貢献」を定めています。