CS統括部のCSはカスタマー・サービスの略。お客さまへのサービス(口座開設の申込みや商品・サービスの利用、それらに関わる問い合わせなど)をよりよくしていくことが仕事。具体的には、新しい商品やサービスを提供開始する際に、関係部署と連係しながら、全てのプロセスをお客さま目線で細かく詰めていく。また、商品・サービスの説明サイトの作成と共に、お客さまが電話で問い合わせなくても済むように、わかりやすいFAQを作成する。金融商品取引法など関連する法令の勉強も欠かせない。
地元で働きたい、という想いもあり地方銀行に就職し、支店窓口で営業をみっちり担当しました。鼻っ柱が強い自覚はありましたが、最初は慣れなくてトイレで泣いたりもしました。今となってはそれもいい思い出です。そんなじぶんが嫌で絶対に営業成績で1番になる、と心に決めました。入社3年目には1番になり、その後2年間、営業成績トップをキープし続けました。後輩の育成や先輩の業務をフォローするかたわら、お客さまとの関係づくりには誰よりも力を入れた自信があります。中には、最初の接点がクレームだったにも関わらず親密なお客さまになっていただいた方もいて、それぞれ違ったお考えや事情を持つたくさんのお客さまに対応する経験を積めたことは今も大きな財産です。
じぶん銀行を選んだのは、「お客さまにとってより良い銀行サービスの提供」を、支店窓口を通してではなく、ダイレクトなやり方で実現できると思ったからです。お客さまと銀行担当者が1対1で向き合う支店では限界があります。何十年間、積み上げてきた事務手続きを少しずつ改善していく必要があった地方銀行と違い、新しい銀行であれば、もっと大胆かつスピーディーに、じぶんのアイディアに基づき、無から有を生み出せると思ったのです。実際に今は、新サービスの企画・開発に携われています。特に、行内外の多くの人が関わる大規模案件では、新サービスが形作られていく過程を学びながら、プロジェクト・マネジメントの大変さを実感しています。仕事はひとりでするものではないことは前職で学びましたが、勉強することはまだまだありそうです。
また、じぶん銀行に来てから、休みを利用して、海外に一人旅に出るようになりました。仕事一辺倒だった20代前半でしたが、仕事以外で、見聞や活動の幅を広げることで、逆に仕事に緊張感が生まれる。一人で行くことで吸収しようという気も生まれる。まだ世界に無いものを生み出すことは、新しい知識や経験をじぶんにインプットすることから始まります。仕事をきっちりやり遂げて、次はどこに行こうかなという楽しみもありますし、私にとって旅は、いい仕事をするためにとても重要なことなのです。