ボリンジャーバンド [外貨][FX]

標準偏差と正規分布の概念が用いられているボリンジャーバンドは、高校や大学受験の「偏差値」をイメージしていただければわかりやすいと思います。平均(受験だと偏差値50)からどれくらい値動き(受験だと点数)にバラつきがあるかを標準偏差で算出し、値動きの収まりやすいレンジが一目でわかりやすいように表示されています。

ある一定の確率で値動きが収まりやすいレンジを『σ(シグマ)』と呼び、平均値からみて上のレンジを+1σ、下のレンジを-1σと呼びます。これを2倍したものが+2σ・-2σになります。

[図]

正規分布の理論によれば、この+1σ、-1σに収まる確率は約68.2%、+2σから-2σに収まる確率は約95.4%です。

これを偏差値で表わすと、±1σは偏差値60と40、±2σは偏差値70と30になるようです。多くが±1σに収まり、±2σに達することが珍しいケースということがわかります。

正規分布のグラフ

ボリンジャーバンドの使い方

主な活用法としては、「+2σを越えたら上昇し過ぎなので売り、-2σを越えたら下落し過ぎなので買い」といった見方ができます。ただし、あくまでも±2σに入る確率が95.4%ですので、そうでない可能性も4.6%あると言えます。
根本的な対応策は、例外的な値動きもあるという前提のもとで、ボリンジャーバンドを使うことです。ほとんどの値動きは±2σに入りますが、そうでない時に耐えられる投資の範囲にとどめることが肝要でしょう。

CHECK! 「正規分布」

18世紀のフランス数学者ド・モアブルは、平均値からの誤差がどのように分布するかを大量に繰り返し実験した結果、釣鐘のような形である「正規分布曲線」をとることを確認しました。

人を含む動物の身長や体重など自然界においては、正規分布に当てはまる事象が多く観測されています。
皆さんが苦々しく経験した受験の偏差値も正規分布です。偏差値70の人は全体の上から2%強、偏差値60の人は同10%半ばという具合です。マーケティングの世界における「イノベーター理論」でも、正規分布の概念が当てはめられています。新しいものを進んで採用する革新者「イノベーター」は全体の2%強とされ、イノベーターの次に新しいものを採用する流行に敏感な初期採用者「アーリーアダプター」は同10%半ばです。これをボリンジャーバンドに当てはめると、偏差値70やイノベーターが2σ、偏差値60やアーリーアダプターが1σになります。

相場も人が織り成す世界です。自然界の法則が当てはまってもおかしくありません。

【情報提供】株式会社フィスコ FISCO Ltd.

掲載される情報はフィスコが信頼できると判断した情報源をもとにフィスコが作成・表示したものですが、その内容および情報の正確性、完全性、適時性について、フィスコは保証を行っておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。

本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はフィスコに帰属し、事前にフィスコへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正・加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布・譲渡することは堅く禁じられています。

フィスコが提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。本資料は、本資料により投資された資金がその価値を維持または増大することを保証するものではなく、本資料に基づいて投資を行った結果、お客さまに何らかの損害が発生した場合でも、フィスコは、理由のいかんを問わず、責任を負いません。

投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客さまご自身の判断でなさるようにお願いします。以上の点をご了承の上、ご利用ください。