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リスクのコントロールには、「分散」が大切 

執筆者:FPアソシエイツ&コンサルティング

2017年3月6日

前回の記事では、長期で資産形成を行う場合のポイントを、「成長」と「分散」とご紹介しました。将来の成長が期待できる投資対象を見つけて、その成長を待つためにも長期投資を行うこと。また、途中で大きなマイナスを被らないために、投資対象や購入時期を「分散」して行うことが大切です。ところが、実際には分散といっても、なんとなく儲かりそうなものを複数持っているというだけで、“意味のある分散投資”を行っている人は意外に少ないようです。今回は、分散投資には一体どんな効果があるのかを考えてみましょう。

「ブレ」を小さくして、複利効果を味方に!

運用には、元本だけを運用していく「単利運用」と、元本に加えて運用で得た利益(利息)も運用する「複利運用」があります。長期投資では複利運用を行うことが資産を増やすための近道になりますが、その複利効果を高めるためには、利益がでたり損失がでたりを繰り返すのではなく、できるだけ収益のブレ(=リスク)を抑えた運用を行うことが重要です。

下の図表は、値動きの異なる2つの金融商品に4年間投資を行った結果を比較しています。商品Aは、20%利益をだした年もあれば、20%損失を出した年もあるような値動きが大きい商品で、4年間の年平均収益率は5%でした。一方、比較的値動きが小さい商品Bの年平均収益率は4.5%でした。この2つの商品に10万円ずつ投資をして複利運用を行った場合、4年後には年平均収益率の低い商品Bの方が、なんと資産額が3,000円近く大きくなっています。
複利運用というのは両刃の剣のようなもので、マイナス側にも働くのです。ブレが大きい運用の場合、せっかくの複利効果が大きくマイナス側に働いてしまうことがあるため、まとまったお金の長期運用ではブレが小さい運用の方がお金は増えやすいといえます。

収益率の比較(商品Aと商品Bにそれぞれ10万円ずつ投資)
  • FPアソシエイツ&コンサルティング作成

分散投資にはブレ(リスク)を抑える効果がある!

運用中のブレを小さくするためには、「値動きが異なる商品に分散投資」をすることです。単純な例を挙げれば、ある商品の価格が上昇するときに、別の商品の価格が下落する傾向があれば、両方を一緒に持つことで値動きが相殺され、ブレが抑えられるというわけです。まったく逆の値動きをする組み合わせを見つけるのは難しいかもしれませんが、できるだけ値動きが違う商品を組み合わせて同時に保有することで、分散投資の効果が期待できます。

通貨にも同じことがいえます。円だけを持っているのは、ひとつの資産に集中投資をしていることになり、ブレ幅(リスク)が大きくなってしまいます。円と米ドルはまったく逆の値動きをする組み合わせといえるわけですが、円と米ドルを中心に複数の通貨に分散しておけば、どこかの国の通貨の価値が下がっても、別の通貨がカバーして、結果的にリスクが抑えられるという状況を作り出すことができるのです。

「購入時期を分ける」ことも重要!

リスクを抑えるために避けたいことの一つが「高値掴み」です。しかしいつ頃が高値だったのか、安値だったのかというのは、後になってみなければわかりません。そのリスクを避けるためには「購入時期の分散」が効果的です。今が買い時と思って一度に全額を投資してしまうと、その後、価格がさらに下落した場合、大きな損失を被る可能性が高くなります。そこで、何回かに分けて購入することで、後から見れば高い価格だったというときにたくさん買ってしまうといったことを避けられるわけです。

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